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五一ワイン 氷菓の雫ナイアガラのジュース

 五一ワインでは、塩尻ワイナリーフェスタ
イベントの一つとして面白い企画がありました。

 ドイツやカナダでぶどうが凍るまで収穫を遅らせ、
その凍ったぶどうを搾ってでつくったワインがアイスワインですが、
ぶどうが凍るほど寒くない長野では、人工的にぶどうを凍らせ、
アイスワインタイプのワインををつくっています。

 五一ワインでも白ワイン用のナイヤガラ種と
赤ワイン用のコンコードを凍らせたものを搾って
「氷菓の雫」といウ極甘口のワインをつくっています。
その凍ったぶどうを搾るところを実演しており、
更に、搾ったジュースを飲むことができるのです。


 こちらは凍ったぶどうナイアガラ。これをプレス機に入れます。


 プレス機。強い圧力をかけ、少しずつ搾ります。
果汁は回りの網目から少しずつ出てきます。


 プレス機を上から覗いたところ。
網目の形が良く分かります。


 果汁はこのように少しずつ貯まっていきます。
ジュースの色が赤に見えますが、これは光の加減で
実際は濁っていますが赤くはありません。

 さて、このジュースを飲ませていただける訳ですが
とにかく甘くて、美味しい。
冷たいせいか、あまりナイアガラ特有の香りはしません。
話を聞くと、搾り初めは糖度なんと40度もあるのだそうです。

 ゆっくりと搾るので、搾る作業は1回が1日掛かり。
従って、必要な量のワインをつくるために搾る作業は
作業だけで、1ヶ月以上にも及びます。

 今まで普通にぶどうを搾る所は見たことがありましたが、
このような凍ったぶどうを搾るところを見たのは初めて。
良い経験ができました。

by bacchusmarket | 2007-10-30 19:10 | ワイナリー訪問記