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井筒ワイン

 9日の土曜には府中を8:00頃出発、
元八王子バス停を先頭にした渋滞につかまったのですが、
塩尻には10:30頃到着。まず最初に井筒ワインへ。

 中央高速から長野自動車道へ移り、塩尻インターで降ります。
国道20号は塩尻市の中心で国道19号(中仙道、木曽路)となり、
市街地が切れたあたりに「桔梗ヶ原」という交差点が。

 桔梗ヶ原の交差点を右折して最初に右側にメルシャンの農場、
その次に右側に現れるのが、目指す井筒ワインです。

井筒ワイン_b0287739_2275651.jpg

 レンガ風の建物に、入り口にはぶどうの樹が緑を添えた建物。
最近新築されたように見えます。

 前日の8日に見学のお願いをしたのですが、
突然の要望にもかかわらず、快く迎えてくださいました。

 井筒ワインは1933年の創業、塩尻市桔梗ヶ原地区では
一番生産量の多いワイナリーです。
創業以来一貫して、輸入ワインをブレンドすることなく、
国内産のワインのみでワインをつくり続けてきたとのこと。

 醸造設備は最新のものを備えているのですが、
高級品は、

井筒ワイン_b0287739_2275612.jpg

このような小型のほうろう製のタンクで作ります。

 見学をしていて驚いたのは、タンクに貼られた、

井筒ワイン_b0287739_2275686.jpg

この表示。
ぶどうが発酵しているときに、タンクの中に落ちようものなら、
ほとんど助からないそうです。

 私も発酵中のタンクの上から
ちょっと香りを嗅がせていただいたのですが、
顔を近づけただけで、すごい勢いで炭酸ガスを吸ってしまい、
ちょっとあわててしまいました。

 醸造設備の後はぶどう畑を見学。中には、

井筒ワイン_b0287739_2275687.jpg

このような、貴腐になりかけたぶどうもありました。
このぶどうを食べてみるとすごい甘さ。
糖度がすでに30度以上はあるのだそうです。

 ところで今回驚かされたのは、ぶどう畑見学と同時に
ぶどう狩りまでさせていただいたこと。
はさみを貸していただき、もうすぐワインになる、収穫直前のぶどうを
惜しげもなく切って、お土産にさせていただいたのです。

 食用ではなく、醸造用のぶどうをたくさんいただき感激。

井筒ワイン_b0287739_227563.jpg

 真ん中の粒が大きな白ぶどうは、ナイヤガラ、
左側の粒が小さい白ぶどうがシャルドネ、
右側の粒が小さい白ぶどうはピノ・ブラン、
上野粒が小さなクロぶどうはピノ・ノワール、
そして粒が大きな黒ぶどうがコンコードです。

 醸造用のぶどうは畑で一粒、二粒食べることはありますが、
このように房でいただいたことは初めて。
たくさん食べることによって、それぞれの特徴が良くわかりました。

 井筒ワインさん、ありがとうございました。

by bacchusmarket | 2006-09-14 01:09 | ワイナリー訪問記