あづみアップル@安曇野市
今月最初の週末、暑さ真っ盛りの中、
長野方面のワイナリー巡りに行ってきました。
今回のワイナリー巡りの目的は
まず第一にスイス村ワイナリー(あづみアップル)に行くこと。
というのも、このスイス村ワイナリーは
恐らく国内で一番、ピノ・ノワールと
ソーヴィニヨン・ブランを販売しているワイナリーだから。
ピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランは
海外から入るものには手ごろなものがたくさんありますが、
国内のものは価格的に一般の方に販売するには難しいものが多い中、
こちらはリーナブルな価格のものを
真面目につくっているのです。
夏の週末の中央高速の渋滞に悩まされながらも
一つ別のワイナリーを巡った後、
お昼過ぎにはスイス村ワイナリーに到着。
スイス村ワイナリーは元はと言えば農協が100%株主の
地元のリンゴをジュースにするための会社。
それが平成9年に醸造免許を取得、ワインづくりを始めました。
そして、このスイス村ワイナリーが1本貫いているのは、
「国際レベル」目標にを地産地消にこだわって
地元のブドウを使ったワインをつくること。
ワイナリーに着いてすぐ、営業の輪湖さんの案内で
自社畑である三郷の農場を見せていただきました。
三郷まではワイナリーから車で15分ほど。
この日は少し雲がかかっていて残念でしたが、
北アルプスが綺麗に見渡せる高原地帯に
この葡萄畑はありました。
あづみアップルのぶどう畑はどれも東京スカイツリーと
ほぼ同じ高さのあたりにあるとのこと。
iPhoneのアプリ、「標高ワカール」で調べてみると
620メートルほどでした。
大変暑い日でしたが、吹き抜ける風が気持ち良い。
この風のおかげで、ブドウが病気にかかりにくいとのこと。
あづみアップルの主要ぶどう畑は
この三郷と青木原(あおきはら)にありますが、
こちらは自社農園。
ピノ・ノワールとシャルドネを栽培しています。
こちらはピノ・ノワール。
大変元気なピノ・ノワールが育っています。
なかなか期待できそうです。
畑を管理するのは笑顔が素敵な小栗さん。
数年前に塩尻のワイナリーからこちらへ転職。
今は朝5:00頃から畑へ出て手入れをしているのだそうです。
写真でもお分かりのとおり、大変手入れが行き届いていました。
三郷のぶどう畑の周りはほとんどリンゴ畑ですが、
あづみアップルでも2列、シードル用のりんごも栽培していました。
畑を見せていただいた後はワイナリーへ戻り、
今度は醸造責任者の内方さんの案内でワイナリー見学。
内方さんは状損担当といえども、真っ黒の日焼けされていました。
時間があるときには常に畑に出ているからだそうです。
内方さんは変わった経歴の持ち主で
工学系の大学を卒業後、新日鉄に就職。
その後どうしてもワイづくりがしたくて塩尻のワイナリーを経て
こちらのあづみアップルの醸造責任者になりました。
工学系の大学を出ただけあって、
ワイナリー設備の修理は
自身でしてしまうことが多いのだそうです。
この2枚の写真はどのワイナリーへ行ってもある風景。
発酵や貯蔵に使うタンクです。
この2つの機械はリンゴやトマトのジュースをつくるのに使うもの。
説明を受けたのですが初めて見た機械なので
あとからでは用途を思い出せなくなくなってしまいました。
上の2枚はぶどうのプレス機と、発酵タンク。
これらは建物の外にありました。
これもちょっとワイナリーでは見ることのない配管。
トマトジュースをつくるには高温の殺菌工程が必要なのだそうで、
この長い配管を通る間に殺菌するとのことでした。
こちらは樽貯蔵庫。
ピノ・ノワールとシャルドネはこの樽に入れて貯蔵します。
たくさんの樽がここで眠りについていました。
興味を引いたのが、シードルづくりに大変力が入っていること。。
この写真はシードルの便にコルク栓をしてから
針金で止めて上にキャップシールをかぶせるまでの工程。
シードル用のコルク。
栓をする前なのでまだマッシュルーム型になっていません。
これはボトルにシードルを充てんする機械。
後ろは打栓機です。
スパークリングワインにも当然応用可能。
あづみアップルではシードルをこのように瓶内2次発酵をさせ、
ピュピートルを使ってオリをボトルの口に集め、
ボトルの口を冷凍しておりを飛ばすという
シャンパンとまったく同じ製法で作っていることを知るビックリ。
なぜこのように手間のかかる方法で安価なシードルをつくっているのは
もしかして近い将来シャルドネとピノ・ノワールを使って
本格的な瓶内2次発酵のスパークリングワインをつくるための布石なのか
うかがったところ、まさにビンゴ。
遠くない将来に
あづみアップルの本格的なスパークリングワインが
発売されることが期待できそうです。
最後は試飲。
なぜかシートがラフィットです。
試飲させていただいたのはこの6本。
全て新しいボトルを開けていただきました。
ワインが美味しいのは既にいろいろ飲んでいるので知っていましたが、
初めてジュースを野でその美味しさにビックリ。
今まで飲んでいたりんごジュースはなんだったのかと思わせるほど
衝撃的な美味しさでした。
さすがジュースづくりで始まった会社だけのことはあります。
今度はジュースの扱いも考えなくてはと、思いを新たにしました。
お忙しい中、あづみアップルの皆さん、ありがとうございました。
◆スイス村ワイナリー(あづみアップル)◆
長野県安曇野市豊科南穂高5567-5(スイス村ドライブイン北側)
Tel: 0263-73-5532
営業時間:9:00〜17:00 (11月〜3月は9:00〜16:00)
長野方面のワイナリー巡りに行ってきました。
今回のワイナリー巡りの目的は
まず第一にスイス村ワイナリー(あづみアップル)に行くこと。
というのも、このスイス村ワイナリーは
恐らく国内で一番、ピノ・ノワールと
ソーヴィニヨン・ブランを販売しているワイナリーだから。
ピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランは
海外から入るものには手ごろなものがたくさんありますが、
国内のものは価格的に一般の方に販売するには難しいものが多い中、
こちらはリーナブルな価格のものを
真面目につくっているのです。
夏の週末の中央高速の渋滞に悩まされながらも
一つ別のワイナリーを巡った後、
お昼過ぎにはスイス村ワイナリーに到着。
スイス村ワイナリーは元はと言えば農協が100%株主の
地元のリンゴをジュースにするための会社。
それが平成9年に醸造免許を取得、ワインづくりを始めました。
そして、このスイス村ワイナリーが1本貫いているのは、
「国際レベル」目標にを地産地消にこだわって
地元のブドウを使ったワインをつくること。
ワイナリーに着いてすぐ、営業の輪湖さんの案内で
自社畑である三郷の農場を見せていただきました。
三郷まではワイナリーから車で15分ほど。
この日は少し雲がかかっていて残念でしたが、
北アルプスが綺麗に見渡せる高原地帯に
この葡萄畑はありました。
あづみアップルのぶどう畑はどれも東京スカイツリーと
ほぼ同じ高さのあたりにあるとのこと。
iPhoneのアプリ、「標高ワカール」で調べてみると
620メートルほどでした。
大変暑い日でしたが、吹き抜ける風が気持ち良い。
この風のおかげで、ブドウが病気にかかりにくいとのこと。
あづみアップルの主要ぶどう畑は
この三郷と青木原(あおきはら)にありますが、
こちらは自社農園。
ピノ・ノワールとシャルドネを栽培しています。
こちらはピノ・ノワール。
大変元気なピノ・ノワールが育っています。
なかなか期待できそうです。
畑を管理するのは笑顔が素敵な小栗さん。
数年前に塩尻のワイナリーからこちらへ転職。
今は朝5:00頃から畑へ出て手入れをしているのだそうです。
写真でもお分かりのとおり、大変手入れが行き届いていました。
三郷のぶどう畑の周りはほとんどリンゴ畑ですが、
あづみアップルでも2列、シードル用のりんごも栽培していました。
畑を見せていただいた後はワイナリーへ戻り、
今度は醸造責任者の内方さんの案内でワイナリー見学。
内方さんは状損担当といえども、真っ黒の日焼けされていました。
時間があるときには常に畑に出ているからだそうです。
内方さんは変わった経歴の持ち主で
工学系の大学を卒業後、新日鉄に就職。
その後どうしてもワイづくりがしたくて塩尻のワイナリーを経て
こちらのあづみアップルの醸造責任者になりました。
工学系の大学を出ただけあって、
ワイナリー設備の修理は
自身でしてしまうことが多いのだそうです。
この2枚の写真はどのワイナリーへ行ってもある風景。
発酵や貯蔵に使うタンクです。
この2つの機械はリンゴやトマトのジュースをつくるのに使うもの。
説明を受けたのですが初めて見た機械なので
あとからでは用途を思い出せなくなくなってしまいました。
上の2枚はぶどうのプレス機と、発酵タンク。
これらは建物の外にありました。
これもちょっとワイナリーでは見ることのない配管。
トマトジュースをつくるには高温の殺菌工程が必要なのだそうで、
この長い配管を通る間に殺菌するとのことでした。
こちらは樽貯蔵庫。
ピノ・ノワールとシャルドネはこの樽に入れて貯蔵します。
たくさんの樽がここで眠りについていました。
興味を引いたのが、シードルづくりに大変力が入っていること。。
この写真はシードルの便にコルク栓をしてから
針金で止めて上にキャップシールをかぶせるまでの工程。
シードル用のコルク。
栓をする前なのでまだマッシュルーム型になっていません。
これはボトルにシードルを充てんする機械。
後ろは打栓機です。
スパークリングワインにも当然応用可能。
あづみアップルではシードルをこのように瓶内2次発酵をさせ、
ピュピートルを使ってオリをボトルの口に集め、
ボトルの口を冷凍しておりを飛ばすという
シャンパンとまったく同じ製法で作っていることを知るビックリ。
なぜこのように手間のかかる方法で安価なシードルをつくっているのは
もしかして近い将来シャルドネとピノ・ノワールを使って
本格的な瓶内2次発酵のスパークリングワインをつくるための布石なのか
うかがったところ、まさにビンゴ。
遠くない将来に
あづみアップルの本格的なスパークリングワインが
発売されることが期待できそうです。
最後は試飲。
なぜかシートがラフィットです。
試飲させていただいたのはこの6本。
全て新しいボトルを開けていただきました。
ワインが美味しいのは既にいろいろ飲んでいるので知っていましたが、
初めてジュースを野でその美味しさにビックリ。
今まで飲んでいたりんごジュースはなんだったのかと思わせるほど
衝撃的な美味しさでした。
さすがジュースづくりで始まった会社だけのことはあります。
今度はジュースの扱いも考えなくてはと、思いを新たにしました。
お忙しい中、あづみアップルの皆さん、ありがとうございました。
◆スイス村ワイナリー(あづみアップル)◆
長野県安曇野市豊科南穂高5567-5(スイス村ドライブイン北側)
Tel: 0263-73-5532
営業時間:9:00〜17:00 (11月〜3月は9:00〜16:00)
by bacchusmarket | 2012-08-21 19:08 | ワイナリー訪問記