カテゴリ:コラム( 176 )

クラウディ・ベイのラベル

私がワインに興味を持ち始めてから約40年、
ワインの商売を始めてから20年余りたちますが、
この間に出会ったワインのラベルで一番のお気に入りが
ニュージーランドのクラウディ・ベイなんです。

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これがそのラベル。

90年代の中ごろのことだど思いますが、
初めてこのラベルに出会ったとき思わず一目惚れをしてしまい、
ワインを飲むよりも前に
「このワインを何としても売りたい。」(このワインを多くの人に知ってほしい)
という気になったのです。

飲んでみるとラベルのイメージそのものの味わい。
それ以来、大好きなワインの一つになりました。

それが、2016年ヴィンテージが入ってきたのを見ると
なんとラベルが変わっている。

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同じ山並みのデザインを踏襲しているのですが
ちょっとイメージが違う。

私はクラウディ・ベイに行ったことがないので確かではないのですが、
この山並みはワイナリーから見える景色なのではと想像しています。

同じ経営のオーストラリアにあるケープ・メンテルは
同じデザインのラベルで
景色を表現しています。

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これがケープ・メンテルへ行った時の写真。
ワイナリー内のラベルデザインに使われた場所に
看板が立っています。

ということなので、クラウディ・ベイもワイナリーからの景色なのではと
Google Earthでワイナリーからの景色を調べたところ

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この景色がラベルに一番近いものでした。
ちなみに下の建物はクラウディ・ベイのワイナリーです。
それにしてもちょっと違う。

このクラウディ・ベイのラベルはワインのラベルデザインにも影響を与えたのか、
宮崎の都農ワインのラベルが都農町から見える山並みを
ラベルデザインに採用しています。

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下の写真が都農町から見える尾鈴連山のもので、
上のラベルの黄色と黒の境目がその山並みになっています。

とりとめもなくいろいろ書いてきましたが、
新しいラベルに最初に出会ったら、
クラウディ・ベイにこんなに思い入れを持つことができなかったのではないかということ。

ラベルが変わってしまったことが、残念でなりません。
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by bacchusmarket | 2016-09-24 20:19 | コラム

カーナビ考

私が現在乗っている車は、
1993年から付き合っている車なので、
当然のようにカーナビはついていません。

ちなみに、カセットステレオが付いていますが、
壊れて使用不能。

さて、そんなカーナビが付いていない車で私が重宝しているのが
カーナビの無料アプリ。

私は高性能なカーナビを使った経験がないのでその辺はよくわかりませんが、
現在使っているカーナビアプリは
以前私が乗っていた車についていたカーナビよりは、
見違えるほど優秀です。

特に地図が自動更新されるので、
常に新しい道を選べるのはうれしい限りです。

私が現在使っているのは

1.最近自動車保険を更新したときにわかった
  保険契約者のみが使えるアプリ。
  ちなみに保険会社は損保ジャパン日本興亜です。
  ナビはナビタイムの有料コンテンツが使えるようです。
  最近使い始めました。

2.グーグルの地図アプリ。
  普通に無料ダウンロードできるグーグルマップがナビになります。
  右左折する交差点に近づくと地図がアップになるのは
  大変重宝しています。

3.以前乗っていたホンダ車を買ったときに
  ホンダ車に乗っている人だけがダウンロードできるアプリ。
  通信機能を持つホンダ社からの情報がサーバーに上がり
  予測到着時刻の誤差が少ないといわれています。
  ホンダ車を手放した現在も使うことができます。

さてその3つを使って同じ目的地を指定してみると

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上から、損保ジャパン、グーグル、ホンダの順。

まず、それぞれ異なるのが、地図の縮尺。
表示エリアが狭い順に、
グーグル、ホンダ、損保ジャパン。

そしてお分かりのとおり、
ホンダだけは、進行方向が上にならず、
常に地図の上が北になっています。

もう一つ別の交差点で比べてみると、

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今度はグーグルだけが霜石原の交差点を曲がらず、
違う道を選択しています。

この3つの無料アプリ。
どれも一長一短があり、
状況によってそれぞれ使い分けている次第。

グーグルの良さはなんと言っても使いやすさ。
前にも書いた通り、曲がる交差点が近づくと地図がアップになったり、
コースを外れたときすぐに新たなコースが表示されたりと、
さすが、グーグルがつくっただけのことがあると思わせる。

ただ、グーグルの難点は、すぐに高速を利用したがること。
自分では絶対に高速を選ばない場所に行く時でも
グーグルは高速が好きなようです。

ホンダの利点は「スマートルート」という
検索機能があること。
少しの時間差であれば、高速を選ばず、
一般道を選んでくれる。

たとえば府中から関越自動車道に乗るとき、
ホンダは所沢インターまで一般道で行きますが、
グーグルで検索すると国立府中インターから高速に乗り
圏央道経由で関越自動車道まで行きます。

時間で見ると両者はほとんど変わりがないので
この違いは大きい。

ただ、ホンダの一番の欠点は進行方向を上にすることができないこと。
今まで右左折時にどちらへ曲がったらよいか判断が付かず、
誤った方向へ曲がってしまうことがよくあることです。
また、ルートを外れたときは再読み込みをしないと
新しいルートが表示されないこと。

損保ジャパンのナビは、どちらかといえば上記2つの間。
コースを外れれば自動的に新しいルートが表示されますが、
「スマートルート」というような検索はできず
高速か一般道をどちらか選ぶような形。

一番後から導入してよく利用しているのが
損保ジャパン。
というのは運転を診断してくれるのです。

加速、減速、ハンドリング、エコの4点から
運転を診断します。

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これは最近のベストスコア。
点数が付くと、
何とか良い点数を取るような運転をしなくなります。

といったところで、
状況によってこの3つのナビを使い分けています。

何かおすすめのナビアプリがあったら
教えていただけると嬉しいです。

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by bacchusmarket | 2016-04-29 20:28 | コラム

コルクの話(その14)

前回、コルクの話を書いた直後に
ワインジャーナリストの綿引まゆみさんのブログ
ワインなささやき」で
Vinolokが取り上げられました。

Vinolokとはガラス製のワインの栓で、
前回書いたDIAMコルクと同様、
コルク臭対策のために生まれました。

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横から見るとT字型のガラスの栓の
ボトルにあたる部分にシリコンを使った栓です。
コルクの話(その12)でもこの栓についてはちょっと書きました。

私がこのボトル栓に最初に出会ったのは
オーストリーにワインの研修ツアーに行った
2006年のこと。
10年前になります。

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画像を探したら、当時の写真が出てきました。
当時のオーストリーは新しいものは何でも取り入れようという風潮が感じられ、
ワインの栓はほとんどスクリューキャップになっていました。
その中のいくつかにこのガラス栓がったのです。

その後、ドイツ、イタリア、アメリカのワインで、
この栓を採用しているものを見かけましたが、
なかなか一般的にならないのはコストの問題かな。

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さてこの栓、アップにしてよく見ると、
ガラスとシリコン樹脂の組み合わせになっており、
ボトルの口にあたる部分にシリコン樹脂が付いていることが分かります。

綿引さんのブログによると口径がいろいろな種類があるというので
実際に今手元にある十数個の径を測ってみると、

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すべて、このサイズ(1.9?弱)でした。
このサイズが一番出回っているのでしょうか。
Vinolokのサイトを見てみると、
17.5、18.2、18.5、21.5、23.0の5種類が用意されているようです。
その中で我が家にあるのはおそらく18.5なのでしょう。

そこで今度は家に転がっているワインの空瓶にはまるかどうか試してみると、
うまくはまるものとそうでないものがある。
はまるものの瓶の口径を測ってみたら、

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2本とも1.85?くらい。
このサイズがベストマッチのようです。

ちなみにいろいろなボトルの口径を測っていったら
一番太いコルクで栓をする
シャンパンやスパークリングワインの口径が地番小さいことが分かり
びっくりポンでした。

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by bacchusmarket | 2016-04-11 17:59 | コラム

コルクの話(その13)

年度が変わって少し時間をとれるようになったので、
ブログを再開したいと思います。

その第1回は以前からシリーズものとして続けていた
コルクの話。
数えたら13回目になってしまいました。

コルクがワインに悪さをしてワインをダメにしてしまうブショネ(コルク臭)が
ワインのつくり手を悩ませ、いろいろな栓が開発されていることは
このコルクの話にも何度も書いてきました。

また、その中で天然のコルクを一度砕いて
コルクからワインをダメにする物質(TCA)を除去し、
再度固めた、「DIAM」コルクについても何度か書きました。

今回はその「DIAM」コルクの話。

ここのところこの「DIAM」コルクはかなり一般的になり、
日本ワインでもこのコルクを使う作り手が増えてきました。

実はこの「DIAM」コルクにランクがあることを最近知ったのです。

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良く見るとDIAMのロゴの右肩のところに小さな数字が書いてあるのです。

たまりにたまってしまった私のコルクの中からDIAMを抜き出してみたところ、
1、3、5のDIAMが私が飲んだワインおなかにあることを発見。

数としては1が

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3が

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5が

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と、5が一番多く、次が1、3が一番少ないという結果でした。

DIAMコルクのホームページを見てみると、
2、3、5、10、30について説明がありました。

DIAM 2
Reliable closures so that your wines can be enjoyed in all conviviality.
Lengths: 38 or 44 mm
Diameter: 23.5 or 24.5 mm
Chamfer: 2.0 mm
Releasable TCA <= to measurable limit of 0.3 ng/l
Choice of permeability
Low: 0.15 cm3 / day
Medium: 0.35 cm3 / day
Dimensional recovery 30 s => 90%

DIAM 3
Preservation of quality wine aromas for special moments.
Lengths: 38 or 44 mm
Diameter: 23.5 or 24.2 mm
Chamfer: 2.0 mm
Releasable TCA <= to measurable limit of 0.3 ng/l
Choice of permeability
Low: 0.15 cm3 / day
Medium: 0.35 cm3 / day
Dimensional recovery 30 s => 96%

DIAM 5
Closures of incomparable quality for long aging wines and festive occasions.
Lengths: 44 or 47 mm
Diameter: 23.5 or 24.2 mm
Chamfer: 1.0 or 2.0 mm
Releasable TCA <= to measurable limit of 0.3 ng/l
Choice of permeability
Low: 0.15 cm3 / day
Medium: 0.35 cm3 / day
Dimensional recovery 30 s => 97%

DIAM 10
Assurance of testing outstanding wines in an optimal state of preservation.
Lengths: 47 mm, 49 mm or 54 mm
Diameter: 23.5 or 24.2 mm
Chamfer: 1.0 mm
Releasable TCA <= to measurable limit of 0.3 ng/l
Permeability
Very Low: 0.07 cm3 / day
Dimensional recovery 30 s => 97%

こうして一覧で見てみると、
ブショネに対する効果はどれも同じ性能、
大きさ、透水性、形の回復力に違いがあるようです。

ちなみにDIAM 30については数値ではなく
文章で説明があったので興味のある方はお読みください。
30年のエイジングを保障してくれると書いてあります。

ところで、私が飲んだワインではDIAM 5が一番数値が大きかったのですが、
それ以上のDIAMを見たことがある方はいらっしゃいますか。
どんなワインに採用されていたか教えていただけると嬉しいです。

最後になりますが、

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選りだしたDIAMの中に、スパークリングワイン用が1個含まれていました。
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by bacchusmarket | 2016-04-04 20:12 | コラム

PARTYの店づくり(その1http://www.exblog.jp/myblog/entry/new/?eid=b0287739#)

 1994年10月8日、
東京の恵比寿に新名所が誕生しました。
その名前は「恵比寿ガーデンプレイス」。

 その商業施設の中に新しいタイプのワインショップができたのですが、
その名前は「ワインマーケットPARTY」。
私はそのお店の初代店長を務めさせていただきました。

 先日コンピューターを整理していたら、
その計画、店づくり等をまとめた資料が出てきました。

 既に開業から20年以上たっているので、
発表しても差し支えないだろうと判断し、
その資料を公開させていただこうと思います。

 かなりの長文になるので、
数回に分けて、発表させていただきます。

1. 前提条件

 PARTYは1994年10月8日に、
恵比寿ガーデンプレイスの一角で
「株式会社恵比寿ワインマート」という名の子会社が運営する
サッポロビールの直営事業の一つとして開業した。
よって事業計画においては、以下を予件とした。

(1)サッポロビールの100%子会社としての運営

1)サッポロ商品の販売

 飲料については基本的にサッポロ製品のみを販売する。
しかし、輸入ワイン、輸入ミネラルウォーターについては例外とした。
 他社品に関しては、ワイン、ミネラルウォーターとも
サッポロ製品のみでは顧客にとって魅力的な品揃えとは言えず、
特にワイン専門店という性格上必要との判断が下されたためである。

2)独立採算

 「パイロット店舗として赤字分は宣伝費として補填する」というような考え方もあるが、
筆者自信そのような形では赤字の垂れ流しとなり、
またパイロット店舗としての機能も充分果たせないと考える。
また、サッポロビールとしてもそのようなことが許される環境にはない。

3)行儀の良い商売

 メーカー直営店として周辺の酒販店との融和をはかり、
商品の値付けに当たっては基本的に上代価格を維持する。
(値引き販売は行わない。)

(2)カーブ・タイユバンの併設

 恵比寿ガーデンプレイスに同時に開業したシャトーレストラン基本契約
(サッポロビール、フランスとの提携先のヴリナ氏、ロビュション氏の三者契約)の中に
「ヴリナ氏のワインを販売するワインの小売店舗(カーブ・タイユバン)を
サッポロが運営する」との条項があるが、
シャトーレストランが酒類小売免許を取得することが不可能であったため、
株式会社恵比寿ワインマートがサッポロビールからの運営委託を受ける形で
運営することとなった。

 その結果、恵比寿ワインマート社はPARTY部門と
カーブ・タイユバン部門から構成されるということとなった。

 それによるPARTYに対する影響は次のとおり。

1)内装コストの圧縮:

 カーブ・タイユバンの内装についてはヴリナ氏の意向により
シャトーレストランと同じ設計者が採用され、
そのため非常にコストのかかったものとなった。

 故にPARTYの内装は恵比寿ワインマートの開業前費用総額を抑えるため
圧縮せざるを得なかった。
最終的に、PARTYの内装コストは什器備品をすべて含み坪60万円程度となった。
  
2)棲み分け:

 カーブ・タイユバンにはフランスの三ツ星レストランのワイン、
即ち最高の造り手の最高のヴィンテージのワインが揃っている。
そのため、PARTYはコンセプトもカジュアル路線を狙い競合しない品揃えを行った。

(3)立地

 シャトーレストラン基本契約の関係から
カーブ・タイユバンをシャトーに隣接させる必要があり、
恵比寿ガーデンプレイス地下1階の一番奥のシャトーの隣に位置する。

 センター広場より少し奥まった場所であり、フリの客を誘引しにくい場所。
ガーデンプレイス内の商業立地としてはかなり悪い場所である。
実際、開業2年後の現在でもガーデンプレイスへは
来たことのある人からの場所の問い合わせがある。

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(4)面積

 恵比寿ガーデンプレイスの中に30万本のストックを持つワインセラーをつくるというのが
オリジナルの計画であったため、面積も大きなものであった。
計画を進める中で家賃の高い恵比寿という土地に
ワインを寝かせる(資金を寝かせる)場所をつくることに意味を見いだせず、
「ワインセラー」から「ワインショップ」に計画を変更した。

 面積については、当初の計画よりかなり縮小したものの、
PARTYの店舗およびセラー合計で126坪と、
ワイン専門店としてはたいへん広いものとなった。詳細は以下のとおり。






































 

PARTY

店舗

328

99

セラー

90

27

カーブ・タイユバン

店舗

90

27

セラー

114

34

その他(事務所、倉庫等)

241

34

合計

863

261



(5)相応のコスト負担

 サッポロビールの100%子会社ではあるが、
家賃、共益費等の恵比寿ガーデンプレイスのテナントが負担するべきコストは
すべて負担する。
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by bacchusmarket | 2016-01-27 11:12 | コラム

日本におけるワインの法制化について

久しぶりに書くにしてはちょっと硬いタイトルですが、
昨日出席した、日本ワイン造り手の会が主催したシンポジウムについて
ちょっと意見を書かせていただきます。

シンポジウムのタイトルは

「ワイン法を考える 日本ワイン発展のために必要な法整備は何か?」

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となってました。

内容は上記画像のとおり、
日本ワインの現状と諸外国のワイン法についてのお話があり、
メインは「日本ワイン発展のために必要な法制度は何か」
というパネルディスカッションでした。

ちなみに、主催の日本ワイン造り手の会とは、
日本ワイン生産者の勉強会だそうです。

いろいろなお話がありましたが、
私が受け止めることができた論点は2点。

一つは「国産ワイン」と「日本ワイン」の問題です。

これを読んでいるほとんどの方その違いが分からないと思いますが、
後者の「日本ワイン」は日本で収穫されたブドウから作られたワイン。
ふつう誰もがこれが当たり前だと思うでしょうが、そうはいきません。

「国産ワイン」は日本国内で醸造され、あるいはブレンドされ、
あるいはボトリングされたワインすべてを包括したものなのです。
つまり、輸入された果汁やワインから作られたものもすべて
日本で最終製品となれば「国産ワイン」となるのです。

「日本ワイン」も当然「国産ワイン」に含まれるのですが、
「国産ワイン」のおよそ5分の1に過ぎないとのことでした。

この点については日本ワイン応援団を自認している私も常々問題と思っており、
消費者にとって大変紛らわしいことになっています。

「国産」を選ぶ消費者は
食の安全性の点から輸入より国産を選んでいるであろうにもかかわらず
実は「国産ワイン」にも輸入原料が使用されているということになるわけです。

もちろん裏ラベルをよく見れば業界の取り決めにより、
輸入原料が含まれていることが分かりますが、
果たしてどれだけの消費者がそれを理解できているかというと
大変難しい問題であることがお分かりではないでしょうか。

さて、今回上記タイトルで久しぶりにブログを書かねばと思ったのは
もう一つの論点であるワイン法の制定についての議論です。

私は今年の4月に自民党がワイン法制定に動き出したニュースを聞いて
大変喜ばしいことだと思いました。

というのも、私が日ごろ商売で日本ワインを販売するにあたって、
数多くある困難の一つが
ワイン法の制定によって取り払われるのではないかと期待するからです。

私の店では、10年以上前から日本ワインに力を入れて販売してきましたが、
この1~2年、その甲斐あってか、
またメディアに取り上げられる機会が多くなったためか、
日本ワインの売り上げ比率がどんどん多くなっています。

その日本ワインを買うようになったお客様は以前何を飲んでいたかといえば
輸入ワインを飲んでいた方がほとんどです。
すなわち、輸入ワインを飲んでいる方に
日本ワインの良さを理解していただき、
飲んでいただくことになるのです。

そして、輸入ワインユーザーに日本ワインの良さを説明する際障害となるのが、
日本ワインのあいまいさです。

たとえば、北海道トラベルに大書きしているのに
醸造、ボトリングしている場所が山梨県だったり、
同じサイズかと思えば、
輸入ワインが750mlに対し720mlだったり。

また、製造面では補糖、補酸等についての規定がなかったり。

私が販売している輸入ワインのほぼすべては
それぞれの国や地域の法規制の中でつくっているにもかかわらずです。

しっかりとした法規制のもとにつくられたものを飲んでいるお客様に
何ともあいまいな商品をすすめなければならないのです。

今回のシンポジウムの全体の論調からして、
日本ワインはまだ黎明期であるから
それぞれのワイナリーが自由にいろいろな工夫をする余地を残すべきであり
法的に規制するのは時期尚早であるとの感触でした。

ここであえて造り手の会の皆さんからの反発覚悟で言わせていただきますが、
「そんなのんきなことを言っている場合ではない。」
ということです。

今、日本ワインには大変注目が集まりメディアからも取り上げる機会が増え、
テイクオフするのに最高のタイミングであると思います。
テイクオフするためにどうしても必要となることの一つが、
輸入ワインに正面から対峙すること。

このシンポジウムに出席されているつくり手の皆さんは、
問題意識の高い方ばかりなので、
つくったワインが売れなくて困っている方はほとんどいらっしゃらないのでしょうが
正面から輸入ワインと戦わずして
日本ワインの最終的な勝利はないのではないでしょうか。

輸入ワインと戦うためにもきちんと法整備をして、
海外から見ても恥ずかしくないワインをつくっていただければと
切に願う次第です。

ただ、法整備が政治家の手だけで行われるのは問題ありなので、
是非生産者からも代表者を送り込んで、
海外に誇れるワインができるワイン法を
つくっていただきたいと思います。
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by bacchusmarket | 2014-12-04 18:10 | コラム

コルクの話(その12)

明けましておめでとうございます。
正月休みで少し時間が取れたので久々に更新です。

今回は前回のグラスに引き続き、
ワインそのものではなくその周辺にかかわる
ちょっとマニアックなお話。

最近スクリューキャップのワインが増えましたが、
ワインボトルの栓としていまだに主流はコルクですよね。

でもコルクは醸造家泣かせ。
というのも、ブショネ(コルク臭)という
いやな香りをワインにつけてしまうという悪さをしてしまうのです。
それも、その確率が20本に1本とも言われる高確率。

それではせっかく美味しいワインを造っても台無しです。

そこで開発されるのがコルクに代わるいろいろな栓。
その中で主流になりつつあるのがスクリューキャップなのはご承知のとおり。

他にもいくつかご紹介すると

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ヴィノ・シール。

これはガラスでできた栓で、

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ボトルと接する部分が樹脂でできています。
このように、飲みかけのワインに栓をするにも使えます。

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こちらはZorkという名の栓。
一番下のつまみの部分をつまんで引くと

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このように線の部分と蛇がとぐろを巻いているような部分に別れ、
栓を開けることができます。

こちらも

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このように飲みかけのワインに再度栓をすることが可能。

以上のようにスクリューキャップや、いろいろ工夫を凝らした栓が出てくる中で
いまだにワインの栓の主流はコルク栓。
やはりワインの栓はコルクでなければという消費者が多いからなのでしょうか。

そんな中で最近良く見かけるようになったのが、

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こちら。

コルクを細かく砕き、それをまた固めたコルク栓なのですが、
良く見ると右下の部分にDIAMの文字が。

コルクを砕いて固めたコルク栓は安ワインに使われることが普通でしたが、
こちらはコルクを砕いた後、ワインに害を与える物質(TCA)を除去し、
再度固めたというコルクなのです。

このコルクはコルク臭を防ぐコルクとしてはかなり主流となっており、
多くのつくり手がこのコルクを採用しているようです。

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こちらは同じDIAMコルクでも、天然のコルクのような模様をつけたもの。
かなり柄が凝っているので注意しないと天然コルクと間違えそうです。

コルク臭を防ぐコルクははDIAMが勢力を伸ばす中で
どうしても天然コルクにこだわるつくり手もいらっしゃるようで、
最近見つけたのが、

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INNOCORK
コルクにはロゴの他に

INNOCORK is a patented process,
that significantly reduces potentially offensive aromas,
e.g. TCA, from the natural cork matrix.

と書いてあります。
どうやら、天然コルクでもコルク臭を防ぐ技術が出てきたようです。

ワインのコルクを開けるとき、
ちょっとコルクに注意してみませんか。
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by bacchusmarket | 2014-01-03 18:56 | コラム

リーデルにまつわるちょっとマニアックなお話

ここのところ時間的余裕がなくちょっと遠ざかっていましたが、<br />
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by Bacchusmarket | 2013-07-31 13:42 | コラム

ホットプレートでガレット♪

 ここのところ放置気味のブログでしたが、
先日facebookにホットプレートで作ったガレットを投稿したら
「いいね」がたくさんついたので
久しぶりに書いてみることにしました。

 ちなみにガレットとはそば粉で作ったクレープ。
クレープがスイーツなのに対して
ガレットは食事として食べるもののようです。
また、クレープは両面焼くのに対してガレットは片面のみ。

 ガレットのポイントは生地作り。
そば粉は最近ではそばを趣味にしている人が多いので
比較的入手は簡単なのではないでしょうか。
今回我が家で使ったのは山梨方面へ行ったときに
道の駅で買ったもの。

  そば粉    100g
  塩       小さじ1/2
  卵       1個
  牛乳      1カップ
  溶かしバター 10g

1.そば粉と塩をボウルにふるい入れ中心に溶いた卵を流し入れる。
2.泡だて器でゆっくりと円を描くように粉と卵を混ぜ合わせる。
3.粉っぽさがなくなったら、牛乳を少しずつ加え、その都度大きく混ぜる。
3.牛乳が半量ほど入ったら、残りは2回に分けて加え混ぜる。
4.溶かしバターを加え混ぜ、ラップをして冷蔵庫で半日以上休ませる。

 以上が生地作りですが、
残念ながら写真がありません。
それでもこの生地さえできてしまえばあとは簡単。
また、レシピでは半日以上休ませていますが、
我が家ではそんな時間が取れないのでせいぜい1時間くらい休ませただけ。

 ホットプレートを180~200℃に熱します。
熱くなったら、お玉で生地をすくい、
ホットプレートの上に流し入れ、
お玉の裏側で丸く伸ばします。

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スライスチーズ。

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スライスハムとトマト。

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アボカド、

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を順に入れて、卵がある程度固まれば出来上がり。

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あとははがして食べるだけ。

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うまく取らないとこのようにばらばら事件に。

 それにしても、生地さえうまくできれば
この写真のとおりほとんど失敗を恐れることなく、
おいしいがレットが完成。

 フランス、ブルターニュ地方の郷土料理ガレットに合わせるのは、

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当然ブルターニュ地方の地酒、シードル。

 すごく簡単でその上美味しいので、ぜひお試しを。
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by bacchusmarket | 2013-01-24 21:58 | コラム

東京スカイツリー

 妻の友人が東京スカイツリーの東京ソラマチにはまったというので
やはりどんなところか見てやろうと
開業約1週間後の先日のOFFの日にお上りさんをしてきました。

 夕方16:00過ぎに車で家を出発。
東京の反対側なのでちょっと遠いのですが
幸い高速がすいていて1時間ほどで到着。

 と言っても駐車場へ入るにはどこへ行ったらよいのかわからない。
それでもなんとなく同じ目的そうな車について行ったら、
迷うことなく駐車場に行きつくことができました。

 ただ、駐車料金を見てびっくり、30分350円。
このあたりの相場からしてちょっと高いのではと思われる値段。
と言っても人気の施設だからこのくらいはしょうがないのかもしれません。

 まずは東京ソラマチの30階からスカイツリーが見えるということで
30階へ直行。
と言っても東京ソラマチは大変広く
上へ上がったり下へ降りたりとしながら、
ようやく30階へつながるエレベーターへたどり着きました。

 まず、最上階の31階へ。
31階で降りてみるとこのフロアーはスカイツリー側に窓がありません。
30階へは階段があるので階段を下りて30階へ。
通路をエレベーターの反対側へ行ってい見ると、

sky_tree_1.jpg

このようにスカイツリーが間近に見えます。
この30階の高さは東京タワーの大展望台とほとんど同じだそうです。
近くで見ると鉄骨が大変迫力があります。

 上を見ると

sky_tree_2.jpg

こんな感じ。

 夕方に来たのはライトアップを見たいためなので
とりあえず下まで降りて食事をする場所を探します。

 せっかく下町まで来たので
何処の商業施設にでも入っているお店ではつまらない。
7階のレストラン街へ行くと人形町の玉ひでが
親子丼専門のお店を開いていました。

 玉ひでは以前江東区に住んでいたとき
良く親子丼を食べに行っていたなじみのお店。
さてどんな親子丼が食べられるのか。

sky_tree_3.jpg

 最初に鶏のスープが出てきます。(左上がスープ)
スープはすぐに出てきたのですが、
親子丼がなかなか出てこない。

 まだオペレーションがうまくいっていないのか、
本店ではすぐに出てくる親子丼にずいぶん待たされました。
駐車料金が心配。

sky_tree_4.jpg

 こちらが出てきた親子丼。
丼の形はちょっと違いますが、
卵と鶏肉、そして割下だけの親子丼は本店と同じです。

 でもこんなに待たされるんだったら、
本店に並んだ方が良いかも。

 さて、親子丼を食べた後は
もう一度30階まで上って夜景見物。

sky_tree_5.jpg

sky_tree_6.jpg

 こちらが30階からの夜景です。
東京タワーの大展望台と同じ高さからの夜景は
まずまず見もの。
この日は二種類のライトアップ「粋」と「雅」のうち
「粋」の青いライトアップでした。

 その後、お土産にスイーツを買って、
今度はちょっとはなれたところから夜景見物。

sky_tree_7.jpg

 これがヴュー・スポットのひとつ、
北十間川にかかる十間橋。

 ここでは北十間川に映る
逆さスカイツリーが見えるので、
この日もたくさんのカメラマンが集まっていました。
上の写真は三脚を忘れてしまった私のベストショット。

 帰宅してからは

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sky_tree_9.jpg

お土産に買った
パティスリーブラザーズの
四角いシュークリーム。
カスタードとチョコレートクリーム。」

 どちらも合格。
ソラマチ土産にはいいかもしれません。

 今度は是非、
展望台にあるレストランに行って見たいと思います。

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by bacchusmarket | 2012-06-14 20:06 | コラム