五一ワイン 氷菓の雫ナイアガラのジュース

 五一ワインでは、塩尻ワイナリーフェスタ
イベントの一つとして面白い企画がありました。

 ドイツやカナダでぶどうが凍るまで収穫を遅らせ、
その凍ったぶどうを搾ってでつくったワインがアイスワインですが、
ぶどうが凍るほど寒くない長野では、人工的にぶどうを凍らせ、
アイスワインタイプのワインををつくっています。

 五一ワインでも白ワイン用のナイヤガラ種と
赤ワイン用のコンコードを凍らせたものを搾って
「氷菓の雫」といウ極甘口のワインをつくっています。
その凍ったぶどうを搾るところを実演しており、
更に、搾ったジュースを飲むことができるのです。


 こちらは凍ったぶどうナイアガラ。これをプレス機に入れます。


 プレス機。強い圧力をかけ、少しずつ搾ります。
果汁は回りの網目から少しずつ出てきます。


 プレス機を上から覗いたところ。
網目の形が良く分かります。


 果汁はこのように少しずつ貯まっていきます。
ジュースの色が赤に見えますが、これは光の加減で
実際は濁っていますが赤くはありません。

 さて、このジュースを飲ませていただける訳ですが
とにかく甘くて、美味しい。
冷たいせいか、あまりナイアガラ特有の香りはしません。
話を聞くと、搾り初めは糖度なんと40度もあるのだそうです。

 ゆっくりと搾るので、搾る作業は1回が1日掛かり。
従って、必要な量のワインをつくるために搾る作業は
作業だけで、1ヶ月以上にも及びます。

 今まで普通にぶどうを搾る所は見たことがありましたが、
このような凍ったぶどうを搾るところを見たのは初めて。
良い経験ができました。

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by bacchusmarket | 2007-10-30 19:10 | ワイナリー訪問記

塩尻ワイナリーフェスタ

 10月27、28日に塩尻ワイナリーフェスタに行ってきました。

 このお祭りは、塩尻市にある9のワイナリーが参加し、
参加者はワイナリーを回ってワインを飲み歩くというもの。

 参加ワイナリーは

  (株)アルプス
  (株)井筒ワイン
  (株)城戸ワイナリー
  (株)林農園(五一ワイン)
  サントリー(株)塩尻ワイナリー
  JA塩尻市ワイン工場
  信濃ワイン(株)
  メルシャン(株)勝沼ワイナリー塩尻分場
  信州塩尻農業公園チロルの森

の9箇所。
(メルシャンはワイナリーはないので地下貯蔵庫の公開のみ)

 出発点の塩尻駅前で
参加費の2,200円(前売り2,000円)を支払って受付をすると

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このような、肩に掛けられるビニールの袋に入った
参加キットを受け取ります。

 中身は

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小ぶりの試飲用グラス、クラッカー、カシューナッツ、
スタンプラリーカードの4つ。

 ちなみに、この試飲用グラスはガラスに漆を塗ったもので、
塩尻市の作家がつくったもの。
長野オリンピックのメダルもこの技術で
造ったのだそうです。

 9箇所のワイナリーのうち7箇所は
シャトルバスが15分おきに回っておりバスで回ります。

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 各ワイナリーはそれそれ色工夫をして企画を立てており、

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試飲をしたり、施設の見学をしたり、
出店があって食事ができたりと、
ワイナリーによって取り組み方に差が見られました。

 見た中で一番面白かったところは五一ワイン。
一番上の写真のように樽から直接試飲ができたり、
ぶどう畑で直接ぶどうを摘んで食べることができたり、
凍結ぶどうを搾ってそこから出てきたジュースを
飲ませていただいたりとかいろいろなイベントが盛りたくさん。

 試飲して一番美味しかったのは城戸ワイナリー。
有料試飲で飲ませていただいた、
シャルドネとメルローの出来は出色でした。
ワイナリーをたった3人で運営していて大変だと思うのですが、
ワイナリーフェスタに参加したのはエライ。

 全体の感想としては、

●市が音頭をとってやっているイベントとしてはなかなか面白い。
●一度にたくさんのワイナリーを回れるので、
 ワイナリーごとの味の比較ができて良い。
●台風の影響で雨が降っていたのが残念。
●ワイナリーごとに取り組む姿勢に差が見られてそれも面白い。

と、参加してなかなか満足できるものでした。
それにしても雨が、それもかなり強く降っていたのはつらかった。

 ワイナリーが集中している他の産地(勝沼くらいしかないかも)でも
このようなお祭りがあれば楽しいと思います。

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by bacchusmarket | 2007-10-29 18:10 | ワイナリー訪問記

上海朝市@神田神保町

 以前一度行ったことがあるお店だったのですが、
テレビで美味しそうなメニューが紹介されたので行って来ました。

 お店の名前は上海朝市。神保町の交差点の近く
靖国通りに面した場所にあります。
通りを挟んでで反対側には、新世界菜館という中華がありますが、
上海朝市はこのお店の系列店です。

 さて、行った日は日曜、13:00過ぎに着いたのですが、
結構混んでいます。
私は一人だったので、運良くすぐにカウンター席に通していただきました。

 頼んだメニューは上海朝市自慢の手延べ麺を
極限まで細くしたものを揚げたものに
あんをかけた、

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ロンフー(龍髭)麺の有機野菜五目あんかけ(1,200円)。
説明によると龍の髭のように細い、宮廷風揚げ麺なのだそうです。

 食べてみると、麺はあんの水分を含んで柔らかくなり、
まとまってあんの具の一つになったようなイメージ。

 味としては悪くはないのですが、野菜ばかりのあんと
量感のない麺で、夕食までお腹が持ちませんでした。

 焼そばでしたら、最近家の近くの菜根香で食べた焼そば

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の方が格段に美味しかったように思います。
こちらは値段も840円とお手頃。

 「あなたは量が少なかったり、ちょっと割高だと評価が低い」と
いつも妻から言われますが、空腹が満たされなかったり、
ちょっと自分が想定した値段の範囲を超えていると
どうしても良い評価をできなくなります。

 最近グルメ番組が大変多いと思いますが、
実際食べに行く時には番組を選ばないといけないということが
良く分かりました。

   ◆上海朝市
   東京都 千代田区神田神保町2−3−10
   Tel: 03-3288-2333
   営業時間 平日 11:00AM〜11:00PM
        土日祭 11:00AM〜10:00PM
   定休日 年末年始

   ◆菜根香
   東京都府中市八幡町3-17-15 ともや本社ビル8F
   042-335-2200
   休日:火曜、第1、第3水曜

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by bacchusmarket | 2007-10-24 18:10 | 食べ歩記(東京23区内)

完熟ぶどうは美味しい!!

 先日もぶどうをいただいたことをブログに書きましたが、
また、ぶどうをいただいてしまいました。

 今回は

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手前左下から時計回りに

   マスカット・ベリーA
   メルロー
   甲州
   カベルネ・フラン

の4種類。

 マスカット・ベリーAと甲州は
勝沼の原茂ワインからの頂き物。
メルローとカベルネ・フランは先日のメルシャン・ツアーの時
マリコ・ヴィンヤードと桔梗ヶ原で1房ずつ
収穫させていただきました。

 それにしても収穫直前、完熟状態のワイン用ぶどうは
糖度が食用ぶどうよりも高くほんとに甘〜い。

 特にメルローは糖度が23度もあり、
酸が効いていてほんとに美味しいのですが、
粒が小さいく種があるという、醸造用ぶどうにとって大切な点が
食用に向かないところです。

 その点、写真でも分かる通り、マスカット・ベリーAと甲州は
粒の大きさも適当で、大変食べやすいぶどうでした。

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by bacchusmarket | 2007-10-23 20:10 | コラム

ポルチーニに感動!

 昨日、府中に住む友人宅で、
秋の味覚を楽しむワイン会があり、お呼ばれしました。

 その秋の味覚のメインがポルチーニ茸。
イタリア料理によく登場する茸です。
今まで私が知っているポルチーニは
乾燥したものや、スライスされたもの。

 しかし今回登場したものは、

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なんと生のポルチーニ。
輸入商社が空輸でとったものを
その商社まで取りに行って下さったのだそうです。

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 生のまるのままのポルチーニは初めて見ましたが
ご覧の通りなんと立派なこと。

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 このポルチーニを傘と柄とに切り分け、
更にそれぞれを半分に切ったものを
バターでソテー。
この段階で、ポルチーニとバターの良い香りが
キッチンから溢れ、部屋を満たします。

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 こちらが出来上がり。
付け合わせは加賀野菜の金時草(きんじそう)です。

 傘と柄は食感が異なります。
傘はバターの風味が強くコクがあり、
柄はしこしこして旨みがありました。
ワインとの相性もばっちり。

 第2ラウンドで、ちょっと贅沢に
ソテーするときにシャンパンをたらして蒸したところ、
柄の方がシャンパンを含んで
シャンパンとの相性が抜群。

 大変ハッピーなひと時をすごすことができました。
ご馳走様でした。

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by bacchusmarket | 2007-10-22 21:10 | 日記

メルシャン山梨分場@山梨市

 桔梗ヶ原の次に行ったのは
勝沼の近く、山梨市にあるメルシャン勝沼ワイナリー山梨分場。
ここは熟成中の樽の保管庫で、
もともとウイスキーの熟成庫だったところ。

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 建物に蔦がからまり、歴史が感じられます。

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 建物の中には、このように熟成中の樽が
眠っています。

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 今回の案内役は、チーフワインメーカーの味村さん(右)と
同じくワインメーカーの勝野さん。
熟成中の樽から、2006年産、桔梗ヶ原のメルロー(フランス樽)と
マリコ・ヴィンヤードのメルロー(フランス樽とアメリカ樽)の
ワインを試飲しました。

 まず最初に桔梗ヶ原のメルロー。
2006年は作柄的にはあまり良い年ではないとのことでしたが、
大変優しい味。

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次が、フランス樽(フレンチ・オーク)のマリコ・ヴィンヤードの
メルロー。

 樹が若いと言うこともあるのでしょうが、大変パワフル。
同じ年のメルローで全く別のぶどう品種ではないかと思われるほどの
違いがありました。
マリコ・ヴィンヤードの可能性の高さを感じさせるワインです。

 最後がアメリカ樽(アメリカン・オーク)のメルロー。
同じワインを2種類の樽から試飲するのは初めての経験でしたが、
こちらの方はアメリカン・オークの特徴と言われる、
甘い香りが感じられました。

 桔梗ヶ原以外にマリコ・ヴィンヤードという新しい畑を手に入れ、
2つのタイプのメルローをつくることになるメルシャン。
マリコ・ヴィンヤードの樹が成長する数年後からが、
大変楽しみです。

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by bacchusmarket | 2007-10-20 20:10 | ワイナリー訪問記

桔梗ヶ原@長野県塩尻市

 マリコ・ヴィンヤードの次は、
国産メルローの優良産地、長野県塩尻市の桔梗ヶ原。

 上田から塩尻までは同じ長野県でも結構時間がかかり、
バスの車内で弁当となりました。
車内で弁当を食べなければならないほど、
ハードスケジュールと言うこと?

 さて、桔梗ヶ原ですが名前からどのような場所を想像しますか?
私のイメージは美ヶ原のような高原地帯で、
一面に桔梗が咲いているような場所があるのではないかと
思っていました。

 ところが実際は、塩尻市の中心部から2kmほど、
国道19号を木曽方面へ行ったところで、
初めて行った時、「桔梗ヶ原」という名前の
交差点があったのにはびっくり。

 今回の目的地は桔梗ヶ原の交差点を通り過ぎ、
次の交差点から少し入ったところにある、
メルシャンの自社畑です。

 桔梗ヶ原では明治23年頃からぶどうづくりが始まり、
当初はコンコードや、ナイヤガラが植えられていました。

 これは甘味果実酒をつくるためのぶどうだったのですが、
だんだん甘味果実酒が売れなくなり、
メルシャンでは昭和51年頃から契約農家に
メルローへの転換をお願いして、
メルローの大産地になったのだそうです。

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 説明はこちらでも塩原さんがして下さいます。

 桔梗ヶ原は標高700〜720m。
地形的には扇状地で土砂が堆積した上に火山灰が乗っている土壌。
寒暖の差が大きく雨が少ないのはマリコ・ヴィンヤードと同様。

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 桔梗ヶ原ではほとんどが棚栽培で
メルローをつくっているのですが
この自社畑は垣根栽培です。

 周りの棚栽培メルローの収穫は終わってしまったのですが、
垣根栽培は棚栽培より各ステップが少しずつ遅くなるとのことで
収穫まであと1週間ほどとのこと。

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 実がたわわに実っています。
先ほどのマリコ・ヴィンヤードと比較して
幹の太さも太く、実の付き方も全く違います。
糖度も23度あるとのことで、食べてみると
めちゃくちゃ甘くて美味しい。

 このぶどうが、恐らく将来はメルシャンのフラッグシップ、
「桔梗ヶ原メルロー」になるのでしょう。

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 中にこのような真っ赤なぶどうがありましたが、
これはウイルスに感染しているのだそうです。

 桔梗ヶ原では、契約農家はずっと
棚栽培でメルローをつくってきたのですが、
メルシャンが自社農園で垣根栽培をすることで、
2軒の農家が垣根栽培に挑戦し始めたとのこと。

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 こちらはそのうちの1件の畑。
まだ幹が細いですが、これからが期待できます。

 着実にぶどうの品質向上が図られていて、
うれしい限りです。

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by bacchusmarket | 2007-10-19 21:10 | ワイナリー訪問記

メルシャン・マリコ・ヴィンヤード@上田

 昨日、シャトー・メルシャン研修ツアーという企画があったので
参加して来ました。

 このツアーは、7:50集合、22:30解散、
長野県上田市のマリコ・ヴィンヤード、
長野県塩尻市の桔梗が原のぶどう畑、
山梨県山梨市のメルシャンの樽貯蔵庫をまわり、
最後に勝沼でバーベキューをするという走行距離約400kmの
近年まれに見るハードスケジュールのツアーです。

 最初にいったところはメルシャンの自社畑、
マリコ・ヴィンヤード。
長野県上田市丸子町、
上信越自動車道の東部湯の丸インターチェンジから
南へ15分ほど下った丘の上にあります。


 2003年から植栽我始まり、現在12he。
2008年度までに20haまで広げるそうです。


 この場所は標高約600m。岡の頂上で風通しが良く、
寒暖の差があり、内陸性のため、平均降水量が900mm以下。
また、日照時間が長野県下最長を記録したことがあるそうで、
ぶどうの栽培に正にぴったりの土地柄なのだそうです。

 植えられているぶどうは、
赤はメルロー、白はシャルドネが主体、
カベルネが多く植えられているのではないかと思っていた
私の予想は裏切られました。

 質問したところ、
カベルネは収穫期がメルローより遅くなるため
収穫する頃になると寒くなってしまい、
うまく実が熟さないとのこと。

 メルシャンとしては、カベルネではなく、
メルローで最高品質のワインを目指していく
方針なのだそうです。


 畑を管理しているのは主としてこの3人。
右の方が、塩原さん。直接の責任者です。
通常はこの3人で管理し、
繁忙期には地元のシルバー人材センターなどの
協力を得るとのことでした。


 畑はほとんど収穫が終わっており、
残っているのはカベルネ・フラン。


まだ若いので、幹が細く、房もあまり大きくありません。
それでもすでに糖度が20度を超えているということで、
食べてみると、大変甘く美味しく感じられました。

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by bacchusmarket | 2007-10-18 21:10 | ワイナリー訪問記

ウルソン@府中

 ウルソンヘシュークリームを買いに行ったら、
新製品があったので思わずかってしまいました。

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エクレア(150円)

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黒糖シュークリーム(180円)

の二つです。どちらも最近の流行に乗ったスイーツですが、
ウルソンがつくるとどちらも安心して食べられるお味でした。

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 そしてこちらは定番の和栗(350円)。国産の栗を使った
モンブランです。
リリエンベルグのモンブランももちろん美味しいけれど、
手近なところで、ウルソンのもので十分満足できます。

    ◆ウルソン府中店◆
    東京都府中市新町1丁目67−8
    Tel: 042-363-5888

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by bacchusmarket | 2007-10-16 21:10 | スイーツも好きなんです

コルクの話(その9)

 今回はトリビアをひとつ。

 シャンパンや、スパークリングワインのコルクが、
マッシュールーム型をしているのは皆さんご存知の通りですが、
元の形がどんな形か、ご存知でしょうか。

 実は元の形は

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の右のコルクのように円筒形をしているのです。
それをボトルに栓をして抜けないように針金で巻いてから
一定の時間置いて抜くと、左の形のように
マッシュルーム型に変形しているという次第。

 普通見る形はこの変形している形なんです。

 これは

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このような道具(大手は機械)を使って
コルクの直径を瓶の口径まで縮めて栓をするのですが、
ただそのままやったのでは、
結構失敗することがあるのだそうです。
(写真に写っている女性はタケダワイナリーの岸平典子社長)

 それはいくらコルクとはいえ、約半分の直径まで縮めたものを
瓶に栓をするというのは結構無理があるんですね。

 このお話を伺ったのは山形県上山市のタケダワイナリーなのですが、
何とかせっかくつくったワインの栓をするのに、
失敗しないようにしたいけれども行き詰ってしまい、
コルク屋さんに相談したところコルク屋さんは
すぐに答えを下さったとのこと。

 なんと、この円筒形のコルクを蒸してから栓をすると、
失敗なく栓ができるようになったのだそうです。

 コルク屋さんは当然知っていると思って知らせなかったし、
タケダワイナリーはまさか加工をしてから栓をするとも思わず、
そのまま栓をしてしまっていたのです。

 こんな苦労もあって、
今は美味しいスパークリングワインができるようになった
タケダワイナリーでした。

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by bacchusmarket | 2007-10-15 20:10 | コラム