国産ワインコンクール審査会レポート

 7月20日、21日と甲府富士屋ホテルで
国産ワインコンクールの審査会が行われたのですが、
そのうち21日行われた本審査に行って来ました。

 といっても私が審査員になれるわけでもなく、
プレスの資格で取材ということになります。
会場内で写真を撮れる時間が決まっており、
今年は13:00〜13:40の40分間。

 30分前くらいに会場に到着、受付を済ませます。

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首に掛けているのはPRESSと書かれたカード。
手に持っているのは「報道関係者配布資料」です。

 従来、この審査会は3日かけて行われていましたが、
経費節減のためか、今年は2日間。
審査員の方々にはかなりハードなスケジュールだと思います。

 今年の出品数は717本、98ワイナリー、23道府県、
昨年が690本、104ワイナリー25道府県でしたから、
出品本数が増え、ワイナリー数が減っています。

 審査方法等は、

 ・一次審査と本審査に分けて実施(それぞれ20点満点で採点)
 ・一次審査において、12点を得たワインを本審査で審査
  (ただし、通過数が各部門エントリー数の50%を超えた場合は、足切りを行う)
 ・審査は、一次・本審査とも4グループに分けて審査
 ・得点の平均点が17.5点以上を「金賞」、15.5点以上を「銀賞」、
  13.5点以上を「銅賞」、12.0点以上を「奨励賞」、
 ・当該部門の中で、最高点を「部門最高賞」
  (ただし、最高点が13.5点未満または当該部門への出品点数が
  5未満の場合は該当なし)

となっています。

 今年の審査員は下記の方々。
A、B、C、Dの4グループの分かれて審査が行われています。

 Aグループ
  伊藤 和秀 葡萄酒技術研究会エノログ部会役員
  Ned Goodwin マスターオブワイン グローバルダイニング ワインディレクター
  阿部 誠 (有)M.I.A.代表取締役
  古川 準三 道産ワイン懇談会代表 北海道ワイン取締役製造部長
  高田 清文 山梨県ワイン酒造組合代表 登美の丘ワイナリー所長
  森 健太郎 

 Bグループ
  藤野 勝久 日本ワイナリー協会参与
  岡 昌治 日本ソムリエ協会会長
  小笠原 結花 トゥーシェ取締役
  大浦 宏夫 山梨県ワイン酒造組合代表 大浦ぶどう酒専務取締役
  曽我 彰彦 長野県ワイン協会代表 小布施ワイナリー栽培醸造責任者
  笹田 武志 ふらのワイン

 Cグループ
  後藤 奈美 酒類総合研究所醸造技術基礎研究部門部門長
  Gilles de Revel ボルドー大学醸造学部教授
  島崎 大 葡萄酒技術研究会エノログ部会部会員
  横山 広信 山形県ワイン酒造組合推薦消費者代表 小島洋酒店山形支店
  遠藤 雅之 長野県ワイン協会代表 ぶどうの郷山辺醸造課長醸造責任者
  野沢 たかひこ 山梨ワイン

 Dグループ
  三澤 茂計 山梨県ワイン酒造組合代表 中央葡萄酒代表取締役
  北山 賀隆 東京国税局鑑定指導室鑑定官
  中本 聡文 日本ソムリエ協会代表 ロオジェシェフソムリエ
  横森 洋一 葡萄酒技術研究会エノログ部会
  大床 敏風 道産ワイン懇談会推薦消費者代表 ピースポート
  小山田 幸紀 ルミエール

 各グループ6名のうち、一番上の方が審査員長、
一番下の方がインターン審査員で、将来の審査員。
審査員名簿には名前が載っていません。
インターン審査員の制度は今年から採用されたようです。

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 それぞれのグループのテーブル配置はこのようなコの字型。
一番奥に審査員長と実行委員(審査員ではありません)が座り、
その前の両側に審査員が二人ずつ、
そして向かって一番左手前にインターン審査員が座ります。

 コンクールに出品されたワインは
審査員に配られる前は 

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このように準備されています。
これだけの距離があればどのワインがどのボトルに入っていたかも
審査員からもわかりません。

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 こちらが審査員が得点等を書き込む採点用紙。
タイトルで甲州中口、甘口と書いてあります。
左側に該当ワインの番号(6つ)が書いてあり、
その右側に色(3点)、香り(5点)、味(8点)、ハーモニー(4点)で
20点満点で点数をつけるようになっています。

 表の上右側には署名をする欄も。

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 これらはサービス用のテーブルに置かれた
次の審査対象ワインを入れるためのグラス。
左のトレイのグラスには次の審査の7番目のワインが注がれます。
左上の紙には審査員のどの位置に置くかも書かれており、
間違えがないようにとの配慮が感じられます。

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 審査用のワインの準備の様子。
まず最初にグラスに対象ワインを100ccくらい注ぎ、
グラスを回してグラスの内側を洗い(リンスし)、
万が一にも前のワインや、その他の香りが残らないようにします。

 このワインは洗い終わると次のグラスに移し、
全てのグラスで同じ作業を行います。

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 その作業が終わると
ようやく審査用のワインを全てのグラスに注いで行きます。

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 サービス用テーブルに置かれた「本審査サーブ表」。
ここにも間違えが起こらないようにとの配慮が行われています。

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 次の審査を待つワイン。

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 1回の審査が終わると直ちにグラスが片付けられ、
次の審査用のワインが審査員にサービスされます。

 国産ワインコンクールは山梨県が主体となって行っているので、
山梨県のワイナリーにはボランティアの要請があります。
その中でも一番大変なのがグラス拭き作業。

 今年で言えば717本のワインを20名の審査員、5名の実行委員、
5名のインターン審査員が見るわけですから、
使うグラスの数が半端ではありません。

 聞いたところによれば、118ラック、4268個のグラスが使われているそうで
洗浄はホテルの洗浄器を使うのだそうですが拭くのは全て手作業。
それも1日でこのグラスのほとんどを使ってしまうので、
拭く作業はほぼこの2倍になるのだそうです。

 他にも進行係り、ブショネ対応、抜栓班、サー​ブ班、撤去班などがあり、
これをワイナリーからのボランティア、県の職員の方々が担当。

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 会場では麻屋葡萄酒の雨宮さん、五味葡萄酒の渡辺さん、
そして写真には写っていませんが
シャトー・メルシャンの斉藤ジェネラル・マネージャーのお顔も。
本当にご苦労様です。

 さて、審査ですが各審査員がまず自分でそれぞれの点数をつけ、
審査員長がそれぞれの審査員から順番に点数と評価を聞いていきます。
そして最後に審査員長がそれぞれの審査員の点数を考慮しながら、
最終的な点数を各審査員の同意を得ながら決めているように見えました。

 審査員の点数や評価を横で聞いていると
点数が甘い審査員、辛い審査員がいます。
それぞれのお話を聞くとどちらも納得できる内容。
審査員長の力量が審査結果に大きく左右するように感じられました。

 ただ、この決め方は、私が観察して感じられたものであり、
実際は各審査員の点数の平均点で決まっているのかも知れません。

 声を拾うことが出来ませんでしたが
動画を撮りましたのでリンクを張っておきます。



 審査結果は8月2日(火)10:00に発表、
公式ホームページでも17:00頃公開になります。
結果を見るのが楽しみですね。

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by bacchusmarket | 2011-07-25 06:07 | コラム

ワカヌイ@東麻布

 東麻布にニュージーランドの食肉輸入会社
Anzcoの直営レストランがオープン、
そこの支配人を知人がやっているので行って来ました。

 場所は麻布十番の駅から赤羽橋の方面へ200mほど行き、
日進スーパーの手前の信号を左折、
100mほど入ったところにあるビルの地下にあります。

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 左の階段を下りていったところにレストランの入り口があります。

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 大きなメニューが外に出ていますが、
ランチは980円のラムカレーから2,780円のステーキランチまで、
気軽に食べることができそうな価格帯。

 階段を下り入り口を入ってまず目を引くのが

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肉の熟成庫。
ニュージーランドからチルド輸送されてきた牛肉の水分を抜き、
この熟成庫で2週間以上熟成させるのだそうです。

 注文したのは当然ステーキ、リブアイ250g(2,780円)です。
最近年齢的にもこんな量の肉を一度に食べる機会がなかったので
食べきれるかどうかちょっと心配でしたが挑戦することに。

 まず、サラダかスープを選べるので、サラダを選択。
このサラダかスープはどのメニューを選んでも付いています。

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野菜のボリュームがたっぷりで、大変満足。

 そしていよいよ出てきたステーキは、

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やはり250gはでかい。
ソースは醤油とガーリックのソースか、赤ワインのソースを選べますが、
今回は赤ワインソース。

 さて食べ始めてみると、
赤身肉も脂身もどちらも味があり大変美味い。
その上、霜降り肉と違ってあまり脂っぽくないので、
どんどん食べられてしまう。

 赤身肉にこれだけの味があるとは、
熟成の力なのでしょう。
初めて体験する味わいのステーキでした。

 食後は

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日本ではまだこのお店だけという、ニュージーのコーヒー会社
MOJOのコーヒー。
なかなかの味わいです。

 私の興味を引いたのがこのコーヒーポット。
持ち手のところが自然木になっており、皮ひもで結んであります。
そしてコーヒーを入れるときに上の部分に
尖った円錐形にたたんだペーパーフィルターを挿し、
そこにコーヒー豆を入れてドリップするのです。

 話を聞いたところ、このポットはMOMAの展示品だそうで、
MOMAストアで買えるとのこと。
ネットで調べてみるとCHEMEX コーヒーメーカーという名前で売っていました。
ただ価格が6,300円、フィルターが100枚で1,890円とのことなので、
ちょっとすぐに買うというわけには行きません。

 さて、話は肉に戻りますが、
250gを食べたので、かなり満腹、夕食も軽く済ませました。
ただ、驚いたのは翌日当然増えているだろうと思って体重を量ったら、
なんと減っているのではありませんか。
赤身肉の力を改めて思い知らされました。

 ディナータイムは1キロの骨付きリブアイを頼んで、
みんなでシェアして食べるというのが
このお店での正しい食べ方のようです。

 また、憧れのニュージーランドワインプロヴィデンスが
グラスで3,000円台で味わえるのも魅力。
今度はディナータイムに是非プロヴィデンスを飲みながら、
このリブアイを食べてみたいと思います。

 なお、夜は混んでいるとのことなので、
ディナータイムに行こうと思う方は要予約です。

  ◆WAKANUI(ワカヌイ)◆
  東京都港区東麻布2-23-14 トワ・イグレッグB1F
  Tel: 03-3568-3466
  営業時間:11:30〜15:00(LO 14:00) 18:00〜23:00(LO 22:00)
  定休日:月曜日

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by bacchusmarket | 2011-07-17 19:07 | 食べ歩記(東京23区内)

丹波ワイン@京都府

 4月上旬、知人の京都のマンションを使えることになり、
急遽京都へ1.5泊で行ってきました。

 京都には大好きな町でかなりの回数行ったことがあるのですが、
まだ丹波ワインに行ったことがなかったので、
今回はこの丹波ワインを第1の目的にしました。

 初めは電車でいくことも考えましたが、
金曜の夜仕事を終えてからだと
最終の新幹線にぎりぎり乗れるかどうか。

 そこで車で行くことにして21:00頃出発。
中央高速、名神高速経由で一路京都へ。
夜の高速は大型トラックばかり、クロネコヤマトが目立ちます。

 途中2回の休憩を経て、
京都の目的のマンションには2:30頃到着。
それほど飛ばしたわけではありませんが
思いのほか早く着くことが出来ました。

 ただ、近くに駐車場を見つけるのに時間が掛かり、
結局部屋に入ることが出来たのは3:00頃。

 翌日11:00にアポを取ってあったので、
9:00頃マンションを出発、
京都の中心部に一度出てから、
京都丹波道路を通って一路丹波を目指します。
ちなみにこの道路は6月19日に終わってしまった無料化実験道路で
通行料はただ。

 高速を下りナビを頼りに丹波ワインを目指しますが、
途中、クロイ電機と書かれた工場や
その社宅と思しき建物があるのを抜けて
ワイナリーに到着。

 土曜日にもかかわらず出迎えてくださった方は黒井さん、
いただいた名刺を良く見てみるとなんと代表取締役社長。
社長が迎えてくださるとは思っていませんでした。

 お話によれば黒井さんはクロイ電機社長のご子息。
クロイ電機はパナソニックの照明器具などを作っている会社だそうで、
当初は日本酒の蔵を借りてワインの醸造を開始、
その後工場用に取得した土地の未使用の部分に
ぶどう畑とワイナリーをつくったのだそうです。

 まず畑を案内していただきました。
自社畑は2ヶ所あるそうで3haプラス3haの6ha。
自社畑の広さとしてはかなりのものです。

 今回見せていただいたのは鳥居野と呼ばれる、
ワイナリーに接する畑。
土は粘土、黒ボク土だそうです。

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こちらはピノ・ノワール。
ディジョンクローンで2000本。
雨除けの傘がかけられるようになっています。
後ろに見える建物はクロイ電機の施設です。

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 別の畑、カベルネ・ソーヴィニヨン。
木の太さからすると樹齢10年以上。
主にワイナリーの周りの畑、丹波町鳥居野圃場では
赤ワインの品種を栽培しているとのこと。

 もう一つの畑は瑞穂町向上野圃場で
白ワイン用のぶどうを中心に栽培しているそうです。
ぶどう畑の広さはそれぞれ約3haで合計6ha。

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 醸造設備はワイナリーの30年以上の歴史を感じさせる
ちょっと年季の入ったもの。

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 熟成用の樽の数は多く、
生産量の多さがわかります。

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 黒井社長。
樽から熟成中のワインを飲ませてくださいました。

 社長のお話では当ワイナリーで求めているのは
日本料理との相性が良いワイン。
一部のワインはセラミックフィルターを使ってろ過し、
クリーンな味わいを作っているとのこと。

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 ワイナリー見学の後は試飲カウンターで試飲。

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 この時期に販売しているほとんど全てのワインを試飲させていただきました。
丹波ワインといえばピノ・ノワールと、ピノ・ブラン。
今回は、ピノ・ノワールを試飲することは出来ませんでしたが、
ボルドー品種やシャルドネなど、
どれもかなり将来の可能性を感じさせる味わいでした。

 関西でがんばっている数少ないワイナリーの一つ、丹波ワイン。
黒井社長のワインづくりに対する情熱を
充分すぎるほど感じることが出来るワイナリー訪問でした。

 お休みにもかかわらずお相手してくださった黒井社長、
ありがとうございました。

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by bacchusmarket | 2011-07-12 13:07 | ワイナリー訪問記

東北へ

 1,000円高速が最終となる、6月18、19日の週末、
宮城県と山形県へ行ってきました。

 その目的の一つは津波の被災地を自分の目で見ること。
というのも、ある報道写真家の方の一言がきっかけです。

 「私の仕事は一般の方がなかなか行けないところへ代わりに行って、
それを伝えることだと思っていたが、
今回のこの惨状は私の写真ではとても伝えることができないので、
是非自分の目で見て欲しい。」
という一言です。

 18日の早朝に出発、一路東北道を宮城県を目指します。
福島県に入ると道路の補修箇所が目立つようになり、
段差で車が揺れることが多くなります。

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 途中、「災害派遣」という横断幕をつけた自衛隊の車両と遭遇。
いよいよ東北が近づいてきたと実感します。

 仙台宮城で高速を下り、仙台市内へ。

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 楽天イーグルスの日本製紙クリネックススタジアムを見てから、
仙台港の方へ向かいます。
キリンビールの工場が大きな被害を受けたということなので
横を通ってみると、ほとんど修復作業を終わっているようで、
外からは被害のほどはわかりませんでした。

 そこからいよいよ津波の被災地を訪れたのですが、
この日は白石市の近くにある青根温泉に宿泊予定なので
そこに夕方までに戻れる、被災地と言うことで、
三陸高速道の終点の石巻まで行くことに決定。

 高速を降りて市街地へ入っていきますが、
石巻駅のあたりは津波の被害はなさそうです。
丁度お昼時だったので仙台に住む息子が以前に行ったことがある
ラーメン屋へ行ってみようということになり行って見ると、

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駅から数100mしか離れていないのに、
近くに川が流れているために川を上ってきた津波にやられてしまったようです。
となりのお店は無残にもドアが折れてしまっていました。

 この周辺は飲食店やお店がたくさんある繁華街だったようですが、
ほとんどのお店がまだ再開できないようで店を閉めていました。

 その中で発見したのが

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1軒のおそば屋さん。
周りのほとんどのお店が店を閉めている中、
店の正面もきれいになって店を開けていました。

 入り口の両側に花が飾ってあるところを見ると、
震災と津波でやられた店をなんとか再開にこぎつけたのでしょう。

 さて何を食べようかとメニューを見たり
周りのお客さんが食べているものを見ると、
蕎麦屋さんといっても、ラーメンが得意そう。
と言うことで塩ラーメンを注文。

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 この塩ラーメンが思いのほか美味しく、感激。
石巻でこの「もりや」さんへ行ったときは
是非この塩ラーメンを注文することをお勧めします。

 さて、食事が終わり
いよいよ津波の被害を本格的に受けた場所を目指します。
市街地から海岸線へ行くには小高い丘を通って行きます。

 その丘の上は当然津波の被害は全くなく全く普通の景色。
それが道が下りに差し掛かりいよいよ海岸線に近づいて視野が開けると、
突然目の前に現れたのは恐ろしい光景でした。

 何もないんです。
震災から3ヶ月が過ぎ瓦礫も片付いたようで、
ただ平らな地面が広がっています。

 海岸沿いに走ると、津波に襲われたところと、
被害を免れた境目がはっきりとわかります。

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 左から津波が押し寄せ、右の丘のふもとまで襲ったようです。

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 地面には埃が舞い、
瓦礫が片付けられているにもかかわらず一種独特のにおいがします。

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 河の向こう側には津波に流された大型の船が
まだ片付けられずに放置されていました。

 私は色々写真を撮るつもりでこの場を訪れました。
撮る対象物があるのであれば色々撮ることができますが、
何もないものを撮ることはできないということが良くわかりました。
また、数枚の写真を撮っただけで
写真を撮る意欲が全く無くなってしまいました。

 おそらく戦争でも、
こんなに何もなくなるほどの被害を受けることは
ないのではないでしょうか。

 この恐ろしい風景は、
永遠に忘れることができないでしょう。

 そして私が出来ることは
これからも何らかの形で
東北地方を支援し続けることだと心に誓いながら、
石巻を後にしました。

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by bacchusmarket | 2011-07-04 06:07 | 日記