「第14回世界最優秀ソムリエコンクール」の決勝を観戦して


「第14回世界最優秀ソムリエコンクール」
の決勝を観戦して


3月29日東京国際フォーラムで、第14回世界最優秀ソムリエコンクールの決勝が行われました。

優勝は、前回のチリ大会2位のスイスの Mr. Paolo Bassoパオロ・バッソさん
2位 女性として初めて決勝に残ったカナダのMs.Veronique Rivest ヴェロニク・リヴェストさん
3位 ベルギーの Mr. Aristide Spies アリスティード・スピーズさん


客席数5000席のホールA会場が埋まるほど多くの観客に見守られながら、
幕が開くと、そこにはレストランの席を模した舞台設定があり、
歴代の最優秀ソムリエたちを含む審査員がお客様となり、席についていました。

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その舞台で最後の決勝戦、3人が競いあいました。
進行役は、前回チリ大会で優勝したジェラール・バッセ氏


1場面)バーカウンター席に座る3人のお客様に各お好みのシャンパンをグラスサービスする。
    モエ・エ・シャンドン2003年 2002年 1995年 時間5分

2場面)コース料理(20000円)7皿のメニューを見ながら、4人のテーブル席のお客様に
    ワインを5本のうち白ワイン2本までをお勧めする問題。

3場面)フランス ボルドーのシャトー・ラ・ガフリエール1985 を8人のテーブルにサービスする。
    同じワインが2本用意されていて、デキャンタとグラスが何種類かあり、選ぶようになっています。

4場面)白ワイン4本、赤ワイン6本のワインリストの間違い探し。

5場面)白ワイン1本と赤ワイン3本のティスティング 
    6種のスピリッツのティスティング   
    
6場面)15枚のスライド写真に写るワイン醸造家の名前を答える問題。

1場面から6場面まで、各きめられた制限時間の中で、流れるように一人の選手が次々と課題をこなしていくのです。
その緊張感はすごいものがありました。

パオロさんは、前回での経験から時間を意識したのでしょう。
説明する場面では早口になり、サービスする段では、せかせかと落着きない印象も受けましたが、
とにかく完璧にサービスをこなした手際の良さが印象的でした。
3場面)では、彼だけが最後までサービスすることができました。

ヴェロニクさんは、はじめ上がってしまった印象でしたが、
お客様の顔を見ながら、笑顔でサービスをする心地よさがありました。
丁寧な対応で居心地の良さをサービスに感じました。
3場面)での抜栓では、コルクがもろくなっているのか、そっと丁寧に時間をかけての抜栓に見ている観客もかたづを飲み緊張しました。
無事に栓が抜けた時には、拍手がおきました。
残念ながらここまでで、時間切れとなってしまいましたが。
彼女の人柄は、随所に現れ見ているものを魅了し、応援したい気持ちを起こさせました。

アリスティードさんは、トップバッターで演じ、きびきびとしたリズムあるサービス。
3場面)でのグラスをサービスする時、グラスのぶつかる音が気にはなりましたが。
それだけ会場がシーンとしていたということですね。
デキャンタしたワインをグラスに注ぐのは、時間切れとなりました。
まだ31才と若いので、これからが楽しみな選手です。


5場面)の回答
Vin 1: SULA 2011 chenin blanc Inde
Vin 2: JUAN GIL 2010 100% Monastrell DOC JUMILLA Espagne
Vin 3: YARDEN Galilee 52008 Pinot noir Israel
Vin 4: BEAUNE Aigrots Premier cru 2005 France Albert Moreau

Sprit1: Liqueur de tomate LA TOMATO japan 18%
Sprit2: COMMANDARIA 2004 Chypre
Sprit3: Picon Amer France 18%
Sprit4: XAICA Liqueur fleur Ibiscus Mesico 20%
Sprit5: VANA TALLINN Liqueur authentique d'Estonie 40%
Sprit6: KIRSCH Massenez France 40%



世界大会を東京で見ることができて、貴重な体験を得ることができました。
素晴らしい知識、ティスティング力、見た目にも美しいサービス、
それに加えて人間性の大切さをあらためて感じる良い機会になりました。


優勝したパオロ・バッソさんがお嬢さんを抱き寄せ大喜びする姿にやさしいお父さんを感じました。
審査中は、せわしなく緻密に如才なく動く姿に場慣れした印象しか得られなかったのですが。

家族を抱き寄せて一緒に優勝を喜ぶ姿は、愛すべき人間そのものでした。

「第14回世界最優秀ソムリエコンクール」 優勝おめでとうございます!!
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by bacchusmarket | 2013-03-31 16:53 | イベント