越後ワイナリー@浦佐

ずいぶんとご無沙汰です。
最近facebookのみに投稿して、
なかなかこちらに投稿することが億劫になってしまっていました。

今月初め、実に1000キロのドライブで、
新潟県から山形県のワイナリー巡りをしてきたので、
せっかくなので記録に残すことにしました。

当初は山形県のワイナリーのみ行く方向で計画を立てていましたが、
新潟県の胎内ワイナリーが、山形県に比較的近いこともあり、
ぐるっと回るコースにすれば寄れることが分かり、
延々1000キロのドライブをすることになった次第。

家からはまず関越自動車道で新潟に向かいます。
そこで関越沿いのワイナリーということで越後ワイナリーへ。

越後ワイナリーは2012年以来2回目の訪問です。
前回は丁寧にご案内いただいたので、今回はアポなしで訪問。

まずは畑を見てみます。

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前回来たときは天気が今一つでしたが、今回は上天気。しかし暑い。

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シャルドネの畑は山に囲まれた盆地の中、
コシヒカリの田んぼの隣。

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このように道1本隔てて隣が魚沼産コシヒカリの田んぼという、
ほかのワイン産地ではなかなか見かけないような風景です。

ブドウの樹にビニールがかかっているのはマンズ・レインカットという
マンズワインが開発した日本独特の栽培方法で、
ビニールの傘によって雨によって葡萄が余分に水分を吸収するのを防いでいます。

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ちなみにブドウ畑の標高は約160m。(標高ワカールというアプリです。)

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畑からワイナリーに向かうと、
魚沼産コシヒカリの田んぼの向こう側にワイナリーが見えてきます。

今回はアポなしだったので、ワイナリーでは試飲のみ。

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2月に発売したという、シャルドネ・シュール・リー(上の写真の右から2番目)が
シャルドネの特徴が良く出ており、フレッシュなので、採用決定。
(ちなみにこのワインは今年の国産ワインコンクールで銅賞。)

当初の予定ではワイナリー併設のレストランで昼食の予定が、
畑を見たり試飲をしたりしていたら、レストランが満席になってしまい
これから先の長旅を考えるとウェイティングをするわけにもいかず、
昼食は断念。(涙)

  アグリコア越後ワイナリー
  新潟県南魚沼市浦佐5531−1
  025-777-5877
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# by bacchusmarket | 2014-08-17 19:15 | ワイナリー訪問記

コルクの話(その12)

明けましておめでとうございます。
正月休みで少し時間が取れたので久々に更新です。

今回は前回のグラスに引き続き、
ワインそのものではなくその周辺にかかわる
ちょっとマニアックなお話。

最近スクリューキャップのワインが増えましたが、
ワインボトルの栓としていまだに主流はコルクですよね。

でもコルクは醸造家泣かせ。
というのも、ブショネ(コルク臭)という
いやな香りをワインにつけてしまうという悪さをしてしまうのです。
それも、その確率が20本に1本とも言われる高確率。

それではせっかく美味しいワインを造っても台無しです。

そこで開発されるのがコルクに代わるいろいろな栓。
その中で主流になりつつあるのがスクリューキャップなのはご承知のとおり。

他にもいくつかご紹介すると

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ヴィノ・シール。

これはガラスでできた栓で、

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ボトルと接する部分が樹脂でできています。
このように、飲みかけのワインに栓をするにも使えます。

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こちらはZorkという名の栓。
一番下のつまみの部分をつまんで引くと

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このように線の部分と蛇がとぐろを巻いているような部分に別れ、
栓を開けることができます。

こちらも

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このように飲みかけのワインに再度栓をすることが可能。

以上のようにスクリューキャップや、いろいろ工夫を凝らした栓が出てくる中で
いまだにワインの栓の主流はコルク栓。
やはりワインの栓はコルクでなければという消費者が多いからなのでしょうか。

そんな中で最近良く見かけるようになったのが、

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こちら。

コルクを細かく砕き、それをまた固めたコルク栓なのですが、
良く見ると右下の部分にDIAMの文字が。

コルクを砕いて固めたコルク栓は安ワインに使われることが普通でしたが、
こちらはコルクを砕いた後、ワインに害を与える物質(TCA)を除去し、
再度固めたというコルクなのです。

このコルクはコルク臭を防ぐコルクとしてはかなり主流となっており、
多くのつくり手がこのコルクを採用しているようです。

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こちらは同じDIAMコルクでも、天然のコルクのような模様をつけたもの。
かなり柄が凝っているので注意しないと天然コルクと間違えそうです。

コルク臭を防ぐコルクははDIAMが勢力を伸ばす中で
どうしても天然コルクにこだわるつくり手もいらっしゃるようで、
最近見つけたのが、

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INNOCORK
コルクにはロゴの他に

INNOCORK is a patented process,
that significantly reduces potentially offensive aromas,
e.g. TCA, from the natural cork matrix.

と書いてあります。
どうやら、天然コルクでもコルク臭を防ぐ技術が出てきたようです。

ワインのコルクを開けるとき、
ちょっとコルクに注意してみませんか。
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# by bacchusmarket | 2014-01-03 18:56 | コラム

リーデルにまつわるちょっとマニアックなお話

ここのところ時間的余裕がなくちょっと遠ざかっていましたが、
面白いネタがありましたので書いてみたいと思います。

私はワインを好きなことはもちろんなのですが、
ワインを取り巻く周辺のものたちにも大変興味があります。
その一つがリーデル社のワイングラス。。

このブログを読んで下さっている方でしたらご存知の通り、
リーデルはワインを美味しく飲むために欠かせないグラスですよね。

ところで、リーデルのグラスのベース(グラスの下の丸い部分)に
「RIEDEL」という刻印が入っているのはご存知ですか?

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今では多くのメーカーのワイングラスに
そのメーカー名の刻印が入っていますが、
私が知る限りベースに刻印をいれるようになったのは
リーデル社が最初だったのではないかと思います。

私がワインの商売に携わるようになった90年代半ばにはすでに刻印が入っていました。

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と言っても当時のグラスに入っていた刻印は
写真のような四角い形。

現在のようにそのグラスがリーデルだということを
使っている人に知らせるというよりは
製造ロットの管理をするのが目的だったのではないかと
推測します。

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というのも、上の画像のように、
製造年によってし下記の図柄を
少しずつ変えていたから。

この表に照らしてみると、上のリーデルは
96年製であることがわかります。

それをメーカー名がわかるような刻印に変えたのは、
2001年から。

私がこの記事を書こうと思ったのは
今使っているほとんどのリーデルが
製造年がわからないメーカー名だけの刻印のグラスで
数個だけがリーデルの文字がない四角い刻印のグラスなので
それをできるだけ使わないで大事にしていました。

ところが先日家でワイン会開いた折り、
足りない分を補充するため新たに2個のグラスを下ろしました。
同じ箱に入っていた2個のグラスのうち
1個は現在出回っているリーデルの刻印。

ところがもう一つのグラスには
四角とリーデルが並んだ刻印でした。
これはどうしたことかと古い資料を調べてみると
なんとそのグラスはメーカー名を入れ始めた年、
2001年のもの。

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最近はリーデルの名だけのものしかなかったので、
製造年がわかる四角と
メーカー名が並列で刻印されたものがあったことを
忘れていました。

それにしても、
なぜリーデル社が新しく作られたものと
ずいぶん昔に作られたものを同じ箱にいれて出荷したのかは
疑問です。

ちなみに、私が所有する刻印がある最も古いリーデルはブランデーグラスで

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の刻印がついているのですが、上の表には同じものがなく何年製かわかりません。
買ったのは80年代半ば頃と記憶しています。。
形は

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最近のリーデルと異なり小ぶりで
石原裕次郎がガウンを着て持っていたグラスよりもかなり小型です(笑)。

更に私が所有する最も古いリーデルは80年前後に買ったもので

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こんな形をしていて、今回話題にしている刻印がありません。
今では考えられない形ですね。

ところで、こんなことに関心があるのは
私だけ?
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# by Bacchusmarket | 2013-07-31 13:42 | コラム

「第14回世界最優秀ソムリエコンクール」の決勝を観戦して


「第14回世界最優秀ソムリエコンクール」
の決勝を観戦して


3月29日東京国際フォーラムで、第14回世界最優秀ソムリエコンクールの決勝が行われました。

優勝は、前回のチリ大会2位のスイスの Mr. Paolo Bassoパオロ・バッソさん
2位 女性として初めて決勝に残ったカナダのMs.Veronique Rivest ヴェロニク・リヴェストさん
3位 ベルギーの Mr. Aristide Spies アリスティード・スピーズさん


客席数5000席のホールA会場が埋まるほど多くの観客に見守られながら、
幕が開くと、そこにはレストランの席を模した舞台設定があり、
歴代の最優秀ソムリエたちを含む審査員がお客様となり、席についていました。

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その舞台で最後の決勝戦、3人が競いあいました。
進行役は、前回チリ大会で優勝したジェラール・バッセ氏


1場面)バーカウンター席に座る3人のお客様に各お好みのシャンパンをグラスサービスする。
    モエ・エ・シャンドン2003年 2002年 1995年 時間5分

2場面)コース料理(20000円)7皿のメニューを見ながら、4人のテーブル席のお客様に
    ワインを5本のうち白ワイン2本までをお勧めする問題。

3場面)フランス ボルドーのシャトー・ラ・ガフリエール1985 を8人のテーブルにサービスする。
    同じワインが2本用意されていて、デキャンタとグラスが何種類かあり、選ぶようになっています。

4場面)白ワイン4本、赤ワイン6本のワインリストの間違い探し。

5場面)白ワイン1本と赤ワイン3本のティスティング 
    6種のスピリッツのティスティング   
    
6場面)15枚のスライド写真に写るワイン醸造家の名前を答える問題。

1場面から6場面まで、各きめられた制限時間の中で、流れるように一人の選手が次々と課題をこなしていくのです。
その緊張感はすごいものがありました。

パオロさんは、前回での経験から時間を意識したのでしょう。
説明する場面では早口になり、サービスする段では、せかせかと落着きない印象も受けましたが、
とにかく完璧にサービスをこなした手際の良さが印象的でした。
3場面)では、彼だけが最後までサービスすることができました。

ヴェロニクさんは、はじめ上がってしまった印象でしたが、
お客様の顔を見ながら、笑顔でサービスをする心地よさがありました。
丁寧な対応で居心地の良さをサービスに感じました。
3場面)での抜栓では、コルクがもろくなっているのか、そっと丁寧に時間をかけての抜栓に見ている観客もかたづを飲み緊張しました。
無事に栓が抜けた時には、拍手がおきました。
残念ながらここまでで、時間切れとなってしまいましたが。
彼女の人柄は、随所に現れ見ているものを魅了し、応援したい気持ちを起こさせました。

アリスティードさんは、トップバッターで演じ、きびきびとしたリズムあるサービス。
3場面)でのグラスをサービスする時、グラスのぶつかる音が気にはなりましたが。
それだけ会場がシーンとしていたということですね。
デキャンタしたワインをグラスに注ぐのは、時間切れとなりました。
まだ31才と若いので、これからが楽しみな選手です。


5場面)の回答
Vin 1: SULA 2011 chenin blanc Inde
Vin 2: JUAN GIL 2010 100% Monastrell DOC JUMILLA Espagne
Vin 3: YARDEN Galilee 52008 Pinot noir Israel
Vin 4: BEAUNE Aigrots Premier cru 2005 France Albert Moreau

Sprit1: Liqueur de tomate LA TOMATO japan 18%
Sprit2: COMMANDARIA 2004 Chypre
Sprit3: Picon Amer France 18%
Sprit4: XAICA Liqueur fleur Ibiscus Mesico 20%
Sprit5: VANA TALLINN Liqueur authentique d'Estonie 40%
Sprit6: KIRSCH Massenez France 40%



世界大会を東京で見ることができて、貴重な体験を得ることができました。
素晴らしい知識、ティスティング力、見た目にも美しいサービス、
それに加えて人間性の大切さをあらためて感じる良い機会になりました。


優勝したパオロ・バッソさんがお嬢さんを抱き寄せ大喜びする姿にやさしいお父さんを感じました。
審査中は、せわしなく緻密に如才なく動く姿に場慣れした印象しか得られなかったのですが。

家族を抱き寄せて一緒に優勝を喜ぶ姿は、愛すべき人間そのものでした。

「第14回世界最優秀ソムリエコンクール」 優勝おめでとうございます!!
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# by bacchusmarket | 2013-03-31 16:53 | イベント

ホットプレートでガレット♪

 ここのところ放置気味のブログでしたが、
先日facebookにホットプレートで作ったガレットを投稿したら
「いいね」がたくさんついたので
久しぶりに書いてみることにしました。

 ちなみにガレットとはそば粉で作ったクレープ。
クレープがスイーツなのに対して
ガレットは食事として食べるもののようです。
また、クレープは両面焼くのに対してガレットは片面のみ。

 ガレットのポイントは生地作り。
そば粉は最近ではそばを趣味にしている人が多いので
比較的入手は簡単なのではないでしょうか。
今回我が家で使ったのは山梨方面へ行ったときに
道の駅で買ったもの。

  そば粉    100g
  塩       小さじ1/2
  卵       1個
  牛乳      1カップ
  溶かしバター 10g

1.そば粉と塩をボウルにふるい入れ中心に溶いた卵を流し入れる。
2.泡だて器でゆっくりと円を描くように粉と卵を混ぜ合わせる。
3.粉っぽさがなくなったら、牛乳を少しずつ加え、その都度大きく混ぜる。
3.牛乳が半量ほど入ったら、残りは2回に分けて加え混ぜる。
4.溶かしバターを加え混ぜ、ラップをして冷蔵庫で半日以上休ませる。

 以上が生地作りですが、
残念ながら写真がありません。
それでもこの生地さえできてしまえばあとは簡単。
また、レシピでは半日以上休ませていますが、
我が家ではそんな時間が取れないのでせいぜい1時間くらい休ませただけ。

 ホットプレートを180~200℃に熱します。
熱くなったら、お玉で生地をすくい、
ホットプレートの上に流し入れ、
お玉の裏側で丸く伸ばします。

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スライスチーズ。

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スライスハムとトマト。

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アボカド、

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を順に入れて、卵がある程度固まれば出来上がり。

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あとははがして食べるだけ。

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うまく取らないとこのようにばらばら事件に。

 それにしても、生地さえうまくできれば
この写真のとおりほとんど失敗を恐れることなく、
おいしいがレットが完成。

 フランス、ブルターニュ地方の郷土料理ガレットに合わせるのは、

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当然ブルターニュ地方の地酒、シードル。

 すごく簡単でその上美味しいので、ぜひお試しを。
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# by bacchusmarket | 2013-01-24 21:58 | コラム