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ANA機体整備工場見学

 私は子供の頃から乗物が好きで、
小学校から大学頃まではSLの追っかけをしたこともあり、
今でも、電車、列車、客船、飛行機、自動車など、
興味が尽きません。

 その好きな乗物の一つ、飛行機を近くで見ることが出来る、
ANAの機体工場見学が出来ることを知り、
先日行ってきました。

 と言っても、思い立ってすぐに出来るわけでもなく、
工場見学受付サイトでまず予約。
平日に1日3回予約を受け付けていますが、これが大変人気のようで、
2〜3ヶ月先でないと予約を入れることが出来ません。
私も去年、11月頃に予約をして、ようやく見学ができたと言うことになります。

 東京モノレールの新整備場駅で下車。
地下駅で長いトンネルをくぐって外へ出てみると、
空港のフェンスのすぐ外側で、
周りは「JAL」とか「ANA」と書いたビルばかり。

 歩くこと15分くらいでANA機体メンテナンスセンターへ到着。
入口のガードマンに、受付のメールをプリントしたものを見せて、
中へ入ります。

 見学時間は1時間半ですが、
最初の45分は教室の様な部屋で飛行機の整備の説明や
整備についてのビデオの上映があります。

 さてそこで感心したのが、

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飛行機の外壁を切り抜いたもの。
これは以前の飛行機でアルミ合金で出来ており、
フレームなどを入れるとかなりの厚さと重さになります。

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こちらが最新の飛行機のもので、
炭素繊維で一体成型になっており、
厚さもアルミの半分程度、
持ってみるとかなりの重さの違いが感じられました。
 
 さて、教室のあとは、いよいよ整備工場見学です。
整備工場は食う候補片隅に、格納庫の様な形であります。
その大きさが巨大。
間口230.4m、奥行100.8m、高さ42.4mとのことで、
ここで一度に5機の機体を整備することが出来るのだそうです。

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 整備工場へ入るといきなり飛行機の大きな尾翼が。
飛行機をこんな角度で見たことはありませんでしたが、
尾翼の意外な薄さにびっくり。

 さてその後は階段を降り、まずは飛行場の見える方へ。

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ドアの外に見えるのは、川崎方面の工場群です。

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ドアの外側はすぐに飛行場なので、駐機中の飛行機や、
離陸する飛行機が間近に見ることが出来ます。

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整備中の飛行機。このように頭とお知りを互い違いにして、
中に格納するのだそうです。

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飛行機をこのような角度で見ることもなかなかないと思いますが、
結構な迫力です。

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この機体は旅客機を貨物専用機に改造したもの。
良く見るとドアの右側に窓の痕が並んでいるのが分かります。
ドアの横の「〒」マークが可愛い。

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飛行機のお尻を見上げたところ。
天井の高さが分かるでしょうか。

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こちらは工具。
一人一人、専用の工具箱があるそうで、
飛行機の中に忘れ物をしないよう、
仕事が終わると全て工具がそろっているか確認し、
施錠して帰るのだそうです。

 これで見学は終わりですが、
飛行機を普通見るのとは地学角度で見ることが出来たのは、
なかなか面白い経験でした。

 お酒に関する工場見学は職業柄よくするのですが、
これからはちょっと違った分野の見学も
趣味になってしまいそうな1時間半でした。

  ◆ANA機体工場見学

by bacchusmarket | 2009-03-06 21:03 | 日記